(生産終了機器情報)MONITOR AUDIO BRONZE2は2015年7月1日に発売された2ウェイ構成のブックシェルフスピーカー。価格は税別・ペア54,000円。
英Monitor Audio社のもっともベーシックなスピーカーシステムに位置づけられる“BRONZE”シリーズの第四世代モデル。フロアスタンディング型スピーカー、ブックシェルフ型スピーカー、センタースピーカー、サブウーファーなど合計7製品をラインナップし、2chステレオからサラウンドまで対応できます。
上位から下位まで、C-CAM(Ceramic-Coated Aluminium Magnesium)と呼ばれる振動板を採用しているのもMonitor Audioの特徴です。
シリーズ共通の特徴として、ウーファー部の改良を実施。メタルシルバーのC-CAMコーンを採用。
トゥイーターには新開発のC-CAMゴールドトゥイーターを採用、背面にチャンバーを設けることで背圧をコントロールする仕組みと、30kHzを超す帯域にわたってピークを持たないフラットな周波数特性をサポート。その他改良により、全体的に上位機種の“SILVER”シリーズに近づけたとアピール。
キャビネットは堅牢な18mm厚のMDF製。グリルはマグネット着脱式。本体仕上げは、ブラックオーク、ウォルナット、ローズマホ、ホワイトアッシュの4種類をラインナップ。
165mmのC-CAMミッドバスドライバーとC-CAMゴールドトゥイーターによる。2ウェイ構成のブックシェルフスピーカー。フロントに配置したHiVeポート技術にて、レスポンスを高めタイトな低音を実現するスムーズなエアーフローを確保するとしています。バスレフポートがフロントにあるので、背面を壁に近づけても低音がブーミーになりにくいメリットもあります。
スピーカーターミナルは、バイワイヤ接続およびバイアンプ駆動に対応。
2021年現在は2020年に第6世代にモデルチェンジした“BRONZE”シリーズが発売中。
BRONZE2に相当するモデルはBRONZE100-6Gとかなりモデル名が変わり、¥75,000(ペア)と価格も上がっています。
ツイーターに放射特性をコントロールするUD(Uniform Dispersion)ウェーブガイド、ウーファーにDCM(Damped Concentric Mode)テクノロジーといった新技術が加わっています。
“BRONZE”シリーズはエントリークラスの英国メーカー製スピーカーとして定番的な人気があり、その明るく歯切れのよいサウンドから、とくにロック系音楽と相性が良いと言われています。
ロック向きと言われるスピーカーは迫力はあっても、音の情報量や楽器・声の質感が大味になりがちと言われることもありますが、Monitor Audioの場合は全般にこういった弱点を感じさせないことも、人気と評価の高いスピーカーメーカーとなっている理由のようです。
こうした傾向は以下のレビューでも確認できます。
このサイズのブックシェルフ型としてはスペックのバランスがよく、2021年現在から見ても特に気になるところはありません。ワイドレンジかつアンプに負担のかかりにくいスペックであることは特筆できます。能率も高いので、リーズナブルな真空管アンプと組み合わせることもできるでしょう。
中古相場はペアで2万円くらいで買えればいいのではないでしょうか。
MONITOR AUDIO BRONZE2 仕様
●型式:2ウェイ・バスレフ型 ●使用ユニット:165mm C-CAMバス・ミッドレンジ×1、25mmゴールドドームC-CAMトゥイーター×1 ●周波数特性:42Hz~30kHz ●音圧レベル:90dB(1W/1m) ●公称インピーダンス:8Ω ●最大入力:100W ●クロスオーバー周波数:3.2kHz ●外形寸法:185W×350H×255Dmm ●質量:5.84kg(1本)
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