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水月雨 MoonDrop Starfield 独自のVDSF技術を搭載した美麗な外観のイヤホン!

中華イヤホン

水月雨(MoonDrop)ブランドによるカナル型イヤホンの新製品・Starfield

確かな実力を備えたイヤホンを送り出し続けている、中国の水月雨(MoonDrop)ブランド。1月下旬に、カナル型イヤホンの新製品・Starfieldを税込み14,400円程度で発売しました。

6μmCNT(カーボンナノチューブ)の振動板を採用した10mm径ダイナミックドライバーを搭載しているのが特徴。振動板を効率よく振動させる独自技術も投入しています。

独自のVDSF技術と美麗な外観が特徴

また、レコーディング時の音場・音色の再現を目標としたという技術「VDSF(バーチャル拡散音場)」も特徴。ダミーヘッドのHRTF(頭部伝達関数)に基づいてシミュレーションした技術のようです。

ハウジングは亜鉛アルミ合金を高精度5軸CNC切削し、成形品をCNC工程で加工した美麗なもの。手動研磨とカラー塗装、UVカット層の塗装を行っています。

ケーブルには24AWG Litz 4N-OFCケーブルを採用。ケーブル外装はカラーパウダ―で装飾し、高い弾性と耐久性を持たせるとともに、星空のイメージを施しているのも特徴的です。

再生周波数帯域は10Hz – 36kHz(-3dB)、インピーダンスは32Ω、感度は122dB/Vrms。ケーブルは2Pin端子(0.78mm)で着脱に対応。

さて、フジヤエービックの1月第4週の売り上げランキングでは、有線イヤホン部門で堂々の1位。メーカーへの確立された評価と、本モデル自体への期待・評価の結果でしょう。

特に奇を衒ったデザインではないものの、イヤホン特有の頭内定位の改善を目指した「VDSF」技術などはかなり意欲的で、ともすれば保守的なイヤホン愛好家の不興を買いかねませんが、果敢に挑戦する姿勢が身上なのでしょう。

技術力の高いメーカーだけに、周波数特性をハイレゾ対応領域に広げ、ハイレゾ認証を取ることも簡単なはず。そこをあえて36kHzどまりにするというところからは、スペック至上主義ではなく、現実に出てくる音を重視する見識の表れのように見受けられます。

一方で、インピーダンスや感度は標準的で、いたずらにアンプに負担を強いないであろう点も好感が持てます。

購入ユーザーの感想やレビューを見ると、音質と外観の双方に好印象

ネットに上がっている購入ユーザーの感想やレビューを見ると、音質のよさだけでなく、外見の美麗さを賞賛する人がかなり多いことも特徴です。音さえ良ければ見た目はどうでもいい、という考え方とは一線を画するメーカーのようです。10万円以上するのに、おどろくほど素っ気ないテクニクスのフラグシップイヤホンはこれとは対極にある存在と言えるかもしれません。

水月雨(MoonDrop)はインナーイヤー型が人気のイメージもありますが、イヤホンの主流であるカナル型でも日本国内で定番化すれば、いっそう、ブランドの勢いが増しそうです(中華イヤホン+MoonDrop)。

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