オヤイデ電気は、オーディオ用電源タップの新モデルとして、4個口の「MTB-4 II」と6個口の「MTB-6 II」を、6月25日に発売します。オープン価格で実売予想価格はMTB-4 IIが66,000円前後、MTB-6 IIが85,800円前後。
15年に渡って多くのユーザーに愛用されてきた「MTB」シリーズのマークII化を果たした後継機。
技術的な詳細はメーカーのHPでご覧ください。
音質傾向としては、
「音楽ジャンルを問わず音源の持つ本来の魅力を忠実に引き出し、音楽のディテールをより深く精細に再現」とメーカーは謳っています。
オーディオ用アクセサリーとしては正直、際立って高額ではなく、内容的にもエキセントリックではないのですが、オーディオ趣味のことはよく知らないであろう一般ユーザーの方々にとっては価格からうたい文句から効果?から理解しがたいことだらけのようです。
こうしたオーディオアクセサリーが発表されると、時に2chのニュース速報板などで取り上げられ、基本的には理解しがたい製品というスタンスからいろいろと茶化されることがあります。
本製品も残念ながら?2chに取り上げられ、しかも2スレまで進んでいます。
そして、決まって、「例のコピペ」をはじめ、オーディオ業界を茶化すようないくつかのコピペも貼られています…。「マイ電柱」といったおなじみのワードも頻出しています。基本的には否定的で嘲笑するような感想が多いのは仕方がないところでしょうか。
建設的な意見としては、バッテリー駆動にすれば電源タップ云々の問題はなくなるのでは、というものがあります。バッテリー電源がいいのか、AC電源を処理したほうがいいのかも以前からオーディオ業界にある議論で、決着はついていません。要は好きなほうを選ぶべきということでしょう。
本製品は趣味的な領域の製品ですし、オヤイデ自体は業界では実績のあるメーカーです。一般ユーザーの無理解?な声がいくらあろうとも、自分の道を信じる?オーディオ愛好家の購入によって、これまで同様に支えられていくのでしょう。