NHKのインターネット配信サービス「NHKプラス」が、2022年4月1日から、Android TVやFire TV、Google Chromecastに対応したと発表されました。
これまではパソコンのWebブラウザや、スマートフォン、タブレットで利用できたNHKプラスがAndroid TVやFire TV、Google Chromecastを介することでテレビで利用できるものです。
つまり、現在世間で稼働している幅広いテレビでNHKプラスが簡単に楽しめるようになったということです。
テレビ向けの「NHKプラス」アプリが利用できるのは、OSとしてAndroid TV OS 9/10、Fire OS 6/7を採用したテレビ、もしくは該当の外付けデバイス。6月30日までログインせずに利用できます。その後、正式版アプリが改めて配布され、その正式版アプリではログイン認証が求められる予定となっています。
NHKが発表している「動作確認機種」は以下の通りです。
Amazon Fire TVにおいては
Amazon Fire TV Cube(第2世代)
Amazon Fire TV Stick 4K
Fire TV Stick 4K Max
Fire TV Stick(第3世代)
Amazon Fire TV(第3世代)
Google Chromecastにおいては
Chromecast with Google TV
Android TVにおいては
2019年以降に発売したAndroid TV機能搭載アクオス(シャープ)
2019年以降に発売したAndroid TV機能搭載ブラビア(ソニー)
2021年以降に発売したAndroid TV機能搭載レグザ(東芝)
ユーザーの利便性が高まるという意味では歓迎したい動きですが、なにしろNHKに対しては、受信料のことでいろいろ思うところがある人たちが一定数いるうえ、NHKのほうは、ネット時代やスマホ時代に応じた新しい受信料徴収を模索しているようにも見えるため、「NHKプラス」の利用可能範囲の拡大も、受信料徴収の範囲拡大につながるという懸念を一部の人が感じているようです。