Noble Audioブランドの完全ワイヤレスイヤホンとして初のアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載モデルとなる「FALCON ANC」のティザーページが公開されました。まだ、発売日・価格は未定とのこと。
自然かつ強力な、ハイブリッド方式のノイズキャンセルを実現としており、ブランド初のANCモデルとはいえ、結構な水準の騒音低減効果が期待できそうです。
Noble Audioの完全ワイヤレスイヤホンといえば、やはりその音質、近作「Fokus PRO」でも再生音質最重視の設計思想により、5万円以上の価格ながら実際に高音質であることから、ポータブルオーディオ愛好家の間でも高く評価されています。
「FALCON ANC」でもこれまでと同じく“Wizard”ジョン・モールトン氏による音質チューニングが施されるなど、「Fokus PRO」同等以上のこだわりが期待されます。
ドライバーは豊かな空間表現を生み出すという10mm口径の「Dual-Layered Titanium Driver」を搭載としています。
クアルコム製のSoC「QCC3056」を搭載。コーデックはSBC、AAC、aptX Adaptive、aptX Low Latency、SnapDragon Soundなどをサポート。クリアな会話品質を実現するaptX Voiceにも対応。
専用アプリはUIを一新し、各種設定やカスタマイズ機能など、機能性に優れているようです。
初回生産分限定でSpinfit製TWS用イヤーピース「CP360-F」が付属する予定としています。
非常に期待できそうです。とくに対応コーデックが充実。aptX系で最大24bit/96kHz伝送が可能なSnapDragon Soundに対応しているのが大注目。また、対応する完全ワイヤレスイヤホンが極めて少ない、aptX LLに対応しているのもポイントで、低遅延な完全ワイヤレスイヤホンを欲している層にもアピールできるでしょう。
SnapDragon Sound送信に対応する機器はまだ少ないため、当面はSnapDragon Soundの恩恵を本機で受けられないユーザーも多い状況ですが、それでも最大24bit/48kHzのハイレゾ伝送が可能で、送信対応機器が急速に増えているaptX Adaptiveにも対応しているので、本機のハイレゾレベルでの高音質を楽しめるユーザーは少なくないと思います。
Noble Audio史上もっとも注目される完全ワイヤレスイヤホンというだけでなく、2022年前半の完全ワイヤレスイヤホンとしても、もっとも注目できるモデルとなりそうです。