以前、「ポタフェス 2023夏 秋葉原」での試聴レビュー紹介記事を公開していたNoble Audioは有線イヤホンの新作「SPARTACUS」が2023年9月22日に発売されました。オープン価格で税込みの実売価格は約29.7万円。
骨伝導ドライバー×2基とバランスド・アーマーチュア(BA)×4基を、4ウェイ6ドライバー構成で採用。超高域用にBA1基、高域&中高域用に骨伝導ドライバー2基、中低域用にBA1基、低域&超低域用にBAを2基、搭載。ドライバーはすべてSONION製。
ハウジングは3Dプリンターで出力したものを採用。イヤホン側コネクタは0.78mm 2Pinで着脱可能。付属する着脱式ケーブルは、芯線素材に高純度6N-OCCと、銀メッキを施した6N-OCCを使用した8本編組構造を採用したもの。また、2.5mm/3.5mm/4.4mmに対応した交換可能なオーディオプラグを採用。ケーブルを買い足すことなくバランス接続にも対応できます。
再生周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは8.2Ω、感度は104.9dB at 1kHz。
Nanuk903防水ハードケースやレザー製キャリングケース、フェルト製キャリングポーチ、ダブルフランジやフォームなど複数種類のイヤーチップが付属。
最近気になる骨伝導ドライバー。
最初聴いた時どれが骨伝導の音なのかいまいち分からなかったけどやっと分かり始めた。
首の後ろに音の出所が増えるような感覚。
Noble Audioの骨伝導×2積んでるSPARTACUSは面白そうだねぇ。— シゲ提督⚓ (@Admiral_Shige) September 22, 2023
良い音してましたが高いなぁw:Noble Audio、骨伝導ドライバ2基を高域&中高域に使った「SPARTACUS」 – AV Watch https://t.co/Q00jb0ZhmG
— usage(ゆーすぃっじ) (@usage_a) September 15, 2023
イヤホンいろいろ試聴してきた。今度発売するNoble AudioのSPARTACUSも試せたのけどこれがだいぶ良かった。。RONINがまったくピンとこないので必ずしも値段によらないなぁ…と改めて学びました。
— コージ (@blurlotp_ynwa) September 16, 2023
最近気になる骨伝導ドライバー。
最初聴いた時どれが骨伝導の音なのかいまいち分からなかったけどやっと分かり始めた。
首の後ろに音の出所が増えるような感覚。
Noble Audioの骨伝導×2積んでるSPARTACUSは面白そうだねぇ。— シゲ提督⚓ (@Admiral_Shige) September 22, 2023
Noble Audio SPARTACUS。4×BA、2×BCD(骨伝導)の6ドライバ機。
通常、超低域の再生に使われるBCDを中高域に2機使うという意欲作💡
音は解像感や繊細さは感じつつも、低音、中音、高音がそれぞれ主張して来る感じがあり、音の厚みも薄く好みでは無かった😌
ただ、フェイスプレートは異様に美しい😍 pic.twitter.com/BrBfUNTtZk— ぽんちゃす (@pontax3) September 24, 2023
「ポタフェス 2023夏 秋葉原」でもすでにかなり詳しい音質が多くのレビュアーによって語られていました(以下の記事もご参照ください)。
イベントでの試聴レビューをいくつか見ただけでも、中域の解像度が極めて高い、生音のように柔らかいのにアタック感が優れている、独特の広大なスケール感が感じられるなど、価格に見合ったハイレベルなサウンドを備えているようでした。
今回、発売後のレビュー記事を読むと、これらの特徴に加え、異なる音域の音の繋がりのよさ、自然な滑らかさなど、さらにポジティブな感想が加わった印象です。異なる発音方式のハイブリッドかつマルチドライバーという設計の難しい構成ながら、すべてを同じSONION製に統一した効果もあるのかもしれません。装着感のよさも称賛されており、カスタムIEMでの実績も生きているようです。
完成度の高い万能的な高級イヤホンがまた誕生したようです。とりわけ、生楽器中心のアコースティック音楽に、より適性のあるイヤホンのように感じます。
もちろん、すべてのレビュアーが手放しで称賛しているわけではなく、音が好みでないとか、音の繋がりがいまいちと感じたなどのネガティブな意見もあります。これだけの高額なイヤホンですから、音で失敗しないためには、イヤホン専門店での実機試聴は必須だとは思います。