Nura Bluetooth 5.3 Audio Transmitter aptX Adaptive対応Bluetoothトランスミッター
nuraのUSB接続型のBluetoothトランスミッター「Nura Bluetooth5.3 Audio Transmitter NR-TSM」を2022年12月23日より発売しました。オープン価格で税込みの実売価格は1万円程度。
スマホやPCなどにUSB接続することで、端末を幅広いBluetoothコーデック送信に対応させることができるトランスミッター。USBメモリのような外観で外形寸法は15W×23H×77Dmmで、質量は2.4g。
BluetoothはVer.5.3、コーデックはaptX AdaptiveのほかにSBC/aptX/aptX-HDをサポート。aptX Adaptiveは48kHz/24bitだけでなく、96kHz/24bitのSnapdragon Soundに対応しているのが特筆点。また、aptX Adaptive対応Bluetoothトランスミッターでは非対応となりがちなaptX HDをサポートしているのもポイント。
ミュージックモード/音声通話モード/ゲームモードの3つのモードを搭載。ミュージックモードではデバイスに依存した最高品質のコーデックで再生、ゲームモードではaptX Adaptiveの低遅延モードで再生することで、それぞれの用途に応じた動作を実現できます。
本体直接の接続端子はUSB-Cで、専用のUSB-C to A変換コネクターを付属しているのでUSB Type-Aを搭載しているPCなどとも接続して使えます。3.5mmアナログマイクも付属。マイク入力も高品質通話コーデックのaptX Voice対応。
Nintendo Switch/PS4/PS5/PC/Mac/Android/iOSといった機器に幅広く対応。iOSデバイスと接続する場合は別途純正のLightning-USB変換アダプターを用意する必要があります。
Nura Bluetooth 5.3 Audio Transmitter レビューサイト情報
Nura Bluetooth 5.3 Audio Transmitter 各種レビューなどから読み取れる傾向
USB接続型のBluetoothトランスミッターは数あれど、2023年3月時点で、aptX Adaptiveで96kHz/24bitのSnapdragon Soundに対応している国内発売品はこれしかないようで、この一点だけでも大きな価値があります。
Snapdragon Sound送信は一部のAndroidスマホで対応がはじまっていますが、まだまだこれからといったところ。PCやiPhone/iOS機器に至っては、本機のようなBluetoothトランスミッター待ちだったわけで、Snapdragon Sound送信を実現したかった方にとって朗報でしょう。
Snapdragon Soundまでいかなくとも、48kHz/24bitのaptX Adaptive受信可能機器はかなり増えているだけに、48kHz/24bitのaptX Adaptive送信対応Bluetoothトランスミッターとしてだけでも重宝するでしょう。
また、iPhone/iOS機器で容易に使えるBluetoothトランスミッター(たとえLightning-USB変換アダプターを使うにしても)も貴重な存在であり、この点に注目するユーザーもいることでしょう。
Snapdragon Sound受信対応の完全ワイヤレスイヤホンでは代表的なモデルと言えるゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3と組み合わせたら96kHz/24bit接続ができたというユーザーが複数いました。音質面でも情報量や濃密さなどで満足度が高いようで、さすがの品位と言えそうです。
実際に購入したユーザーの方たちのレビューを見ると、Snapdragon Sound送信機能も、iPhone/iOS機器対応のいずれも問題なく使えるそうで、手ごろな価格も相まって、現在最も注目に値するUSB接続型のBluetoothトランスミッターと言えるのではないでしょうか。
コメント