ついにオンキヨーの上場廃止の日程が決まりました。
オンキヨーホームエンターテイメント(株)(TSR企業コード:576419524、大阪府、ジャスダック、以下オンキヨー)は6月30日、東京証券取引所から8月1日付けで上場廃止となる連絡を受けたと発表しました。
6月30日~7月31日まで整理銘柄に指定されます。
日本のオーディオ業界におけるひとつの歴史の転換点と言えるでしょうか。
オンキヨーは株主総会で、「上場廃止になっても再上場を目指す」と、決して諦めていない姿勢も示しています。
オンキヨーは主力のAV事業をシャープなどに譲渡することも決まっており、家庭向けのアンプやスピーカーの製造からは撤退し、車載向けスピーカーなどのOEM(相手先ブランドによる生産)事業で再建を図るとしています。
OEM事業の詳細がいまひとつ見えない面もありますが、スピーカーだろうが、アンプだろうが、これまでにオンキヨーが積み上げてきたものを何とかして残す、生かすような形でできるものなのでしょうか。
サンスイやナカミチのようになって欲しくないとは、オーディオ愛好家の誰しもが思うことでしょう。