ついにこの日がきてしまいました。オンキヨーの本体と言える「オンキヨーホームエンターテイメント」が2022年5月13日に自己破産申請をしました。負債総額は約31億円。
もはや驚きはありません。繰り返しになりますが、今後は、シャープなどが引き継いだ新生オンキヨーブランドに期待するしかありません。
オンキヨー本体に対してはお疲れさまでしたとでも言えばいいのでしょうか?それもなんだか違うような気がしますが、いちユーザーとしてはどうしようもありません。
個人的にもこれまでいくつものオンキヨーのオーディオ機器を使ってきました。とくにアンプとミニコンポの品位は優れていたと思います。アンプは数万円のエントリーや8万円クラスのAVアンプでも、普通に音楽を聴く分にはこれ以上のものがいるのだろうかと思うほどの機種もありました。また、リサイクルショップでかなり古いオンキヨーのミニコンポもいつも売られているのも今でも見ます。つまり、安くていいもの、しかも壊れにくいという製品をオンキヨーは作り続けていた面もあったと思います。そうしたことが首を絞めたところもあったのでしょうか。
オンキヨーは結果的に最後になってしまった、セパレートアンプのP-3000R(S)とM-5000R(S)も極めて高品位との評判で、たとえ中古でもいつか使ってみたいと思っていましたが、修理やメンテナンスの面から難しくなりそうです。
それでも、サンスイのように、どこかで修理してくれる店があれば、今後もこれまでのオンキヨー製品は中古市場で流通し続けるとは思います。それだけの品位は間違いなくあります。
返す返すも残念です。
※オンキヨーとパイオニアのここ10年くらいの機器を修理してくれるお店がありました。
オンキヨー&パイオニア鳥取修理サービス アプライアンス
です。
TEACが新生ONKYOとPioneerブランド製品を国内販売することが発表され、修理・サポートも行います。
ティアックは「できる限り対応できるよう状況の精査を行なっておりますが、すべての製品の修理にお応えできない場合がございます。修理対応可能な製品の情報につきましては随時各ブランドサイトにてご案内いたします」としています。ティアックが販売しない、ヘッドホンやDAPなどのポータブル機器、補聴器、据え置き型電話機や手元スピーカー、収音機などのコミュニケーション製品、DJ製品、テレビ・モニター、BD/DVDレコーダーなどは、修理、サポート対象外となるとしています。
さらに、秋から発売される新製品も大量に発表されました。
(新製品のAVアンプ・パイオニア VSX-LX305)