OPPOは、カナル型の完全ワイヤレスイヤホン「Enco X」を海外発表しました。中国での価格は999人民元(約16,000円)。
Enco Xは、デンマークの世界的スピーカーメーカーであるディナウディオと提携することで「サウンドの概念を変える」とアピールする完全ワイヤレスイヤホン。
開発にはディナウディオのチーフアコーステックスペシャリスト ダニエル・エモンツ氏が参加しているとのこと。
独自の音響システムDBEE 3.0や革新的な音響構造設計により、「H-Fiの品質豊かで正確な音質」「バランスの取れた自然なサウンド」を実現するとしています。
実際、11mm径と6mm径を同軸上に配置した同軸デュアルダイナミックドライバーを搭載するという意欲的な設計を採用しています。
機能面ではアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載。外音取り込みモードの搭載や、ノイズリダクションのレベル設定もできるとしています。
コーデックはLHDC/AAC/SBC対応。日本ではなじみの薄いもののハイレゾ相当対応のLHDC対応なのは、ワールドワイド市場が対象だからでしょうか。
トリプルマイクによる通話ノイズ低減や、ワイヤレス充電もサポートしているとのこと。連続再生時間は約4時間(ANCオン)。
OPPOの完全ワイヤレスイヤホンは「Enco」シリーズとしてすでに2モデルが国内発売中。いずれもメーカー初の製品とは思えないほどの完成度と評価されています。
予想通りにANC機能搭載型かつ、高音質志向のモデルを出してきますが、高音質を狙って、まさかディナウディオと提携するとは思ってもみませんでした。これには多くのオーディオ愛好家やイヤホン愛好家を驚いたと思います。
そもそも、ディナウディオはスピーカーメーカーであり、イヤホンに関わるというのはあまりイメージできませんでした。
ただ、いまやどこのメーカーでも完全ワイヤレスイヤホン製品の発売に、(明らかに中国メーカーのOEMであろうと)とにかく何でも乗り出してきており、ディナウディオ自体もこの市場に参入を計画しているとしてもおかしくはありません。
いずれ、ディナウディオブランドの完全ワイヤレスイヤホンも出るのか?とそちらにも期待がいってしまいます。