パナソニック(Panasonic)のUHD BDプレーヤーのエントリーモデル・「DP-UB45」は2019年6月14日に発売されています。2023年現在の実売価格は2万円程度。
本体サイズは320(幅)×46(高さ)×193(奥行)mm。重量は約1.2kg。とコンパクトで軽量なモデルで、パナソニックのUHD BDプレーヤーとしては最もリーズナブルなエントリーモデル。開/閉ボタンを押せば約1秒でオープンしてディスクをすばやく再生できるという高速トレイオープン・コンパクト設計も採用。
エントリーということもあって、上位に搭載されている「4Kリアルクロマプロセッサ」やHDRトーンマップ機能や、4Kネット動画再生には対応しません。
HDR規格はHDR10のほか、「HDR10+」「Dolby Vision」に対応。
HDMI出力端子は従来のエントリーモデル・DP-UB32の1系統から、映像/音声出力用と音声専用出力の2系統に強化しています。
また、ネットワークプレーヤー機能を搭載。ハイレゾ音源を含む音楽ファイルをNASやPC、さらにはUSBメモリから再生し、ハイレゾオーディオ対応のHDMI入力対応アンプなどのオーディオ機器で楽しめます。対応ファイル形式は、WAV/FLAC/DSD/ALAC/AIFF/MP3/AAC/WMA。 DSDは5.6MHzまで対応。
さらに、同社製レコーダー「ディーガ」で録画した番組を別の部屋に転送して視聴できる「お部屋ジャンプリンク」に対応。
HDMI以外の端子は同軸デジタル×1、USB 2.0×1、LAN×1。
なるべく安くUHD BDプレーヤーを提供したい、でも映像にはこだわりたいという苦心が見えるような仕様。プレーヤー側で画質をいじったり、向上させる機能や回路を思い切って省いて、ソフト側が持つハイクオリティーを素直にデコードする方向性。あるいは画質をいじりたいならテレビ側で、ということにもなります。
機能は抑えめではありますが、ハイレゾ対応のネットワークプレーヤー機能は便利です。
2023年6月現在、パナソニックとしてもっとも安いUHD BD再生機能搭載プレーヤーというだけでなく、どうやら業界全体でももっとも安い現行UHD BDプレーヤーとなっているようです。次に安い現行プレーヤーとなるとソニーのUBP-X700の約3.5万円といっきに高くなります。
そのため、できるだけ安くUHD BDプレーヤーが欲しいニーズに本機は合致しており、UHD BDプレーヤーの売れ筋としてもナンバーワンのようです。
つまり、2023年現在、パナソニックのUHD BDプレーヤー・DP-UB45は安価なオプションとして市場から評価されています。以下に、各種レビューから読み取れる、より詳しい評価をまとめます。
コストパフォーマンスの高さ: レビューでは、DP-UB45が現行のUHD BDプレーヤーの中でも最も安価な選択肢であると評価されています。低価格帯でありながら、4K解像度やHDR再生、ハイレゾ再生などの主要な機能を提供しています。機能性と価格のバランスからコストパフォーマンスの高さを評価されていると言えます。
映像品質の良さ: DP-UB45は、安さだけでなく映像品質の面でも一定の評価を得ています。4K Ultra HD Blu-rayディスクの再生において、鮮明な映像表現と細かいディテールの再現を提供します。また、HDRコンテンツの再生にも対応しており、より広いダイナミックレンジと豊かな色彩を実現します。
シンプルな操作と使いやすさ: DP-UB45は、使いやすいインターフェースとシンプルな操作性を持っています。多くのレビューでは、設定やメニューのナビゲーションが直感的であり、初心者にも扱いやすいと評価されています。
音声パフォーマンス: レビューでは、DP-UB45の音声パフォーマンスについても肯定的な意見があります。高解像度オーディオフォーマットの再生に対応しており、臨場感あるオーディオ体験をデジタル出力にて提供します。デジタル出力の恩恵を受けるにはHDMI入力を備えたAVアンプやDAC、プリメインアンプの用意が必要なことには留意してください。
ただし、低価格帯の製品であるため、一部のレビューでは以下のような点について言及されています。
廉価版であるうえ発売が2019年と古いため、一部の高度な機能や最新の映像・音声規格には対応していない場合があります。いわゆるネット動画機能に対応していないのが機能省略の代表的なところです。
ビルドクオリティやデザインにおいて、他の高価格帯のプレーヤーと比べて劣ると感じるユーザーもいるかもしれません。
総合的に見ると、パナソニックのUHD BDプレーヤー・DP-UB45は、2023年現在で最も安価なUHD BDプレーヤーとして、満足のいく映像品質と使いやすさを提供しています。予算を抑えながら高品質のUHD Blu-ray再生を試したいライトユーザーや、本格ユーザーの2台目などに適しているでしょう。