低価格な完全ワイヤレスイヤホンを得意としているQCYから期待の新製品「QCY T18 MeloBuds」が海外で発表されました。
価格は中国の公式ショップでの定価が599人民元。ただし、発売記念のキャンペーンで199.9人民元(約3,700円)で販売。QCY製品の実売価格から考えると、本国での実売価格はこの200元に近いほうになるものと思われます。
内容は中国で200元程度と考えると非常に充実。
Bluetoothチップにはクアルコムの最新SoC「QCC3050」を採用。「QCC3050」は最大24bit/96kHzのハイレゾ伝送に対応する最新規格「Snapdragon Sound」(aptX Adaptiveの一種に内包)に対応しているのが特徴で、「QCY T18 MeloBuds」も当然Snapdragon Soundに対応しています。
Snapdragon Soundが含む、高音質な音声通話用のaptX Voiceにも対応。通話用ヘッドセットとしても高品位を狙っています。
カナル型密閉型のイヤホン部にはグラフェン振動板を採用した10mm径ダイナミックドライバーを採用。ハイレゾ音源の高音質再生を意図した品位を確保しているようです。
イヤホンの操作はタッチ式。ただし音量操作は不可。スマホアプリ「QCY APP」にも対応。
イヤホン単体でのバッテリー持続時間は7時間。付属充電ケースは最大30時間分の充電が可能。充電端子はUSB-C。
アクティブノイズキャンセリング機能は搭載しておらず、イヤホンでの音量操作が不可と、機能面では完全ワイヤレスイヤホンのベーシッククラスのような内容ですが、とにかくこの価格でSnapdragon Sound対応がポイント。
国内で5千円前後で発売されるのであれば、Snapdragon Sound対応完全ワイヤレスイヤホンをできるだけ安く買いたい層にとっては大いに注目できそうです。QCYの完全ワイヤレスイヤホンは、低価格でもオーソドックスで自然な音質と、ホワイトノイズの少なさなど、サウンド面では堅実な実力を備えているだけに、本機の日本国内発売を大いに期待したいところです。