こちらで海外発表を紹介していた、
Questyleブランドの小型USB DAC/ヘッドホンアンプ「M12」が2月10日に国内発売されました。税込みの実売価格は17,300円前後。カラーはブラック、シルバーの2色。外形寸法は51×16.5×8.1mm(縦×横×厚さ)。本体素材はCNC アルマイト(陽極酸化)アルミニウム合金。
QuestyleとESSが共同で設計したというUSB DAC搭載ヘッドホンアンプ。似たような製品は多くありますが、DACチップメーカーと共同設計したというものはあまり例がなく、それだけでも大きな特徴になります。実際、本機の表面にはQuestyleのロゴに加えて、ESSのロゴも印刷されており、他社の類似製品とは一線を画しています。
独自の「電流モード」アンプテクノロジーにより、オペアンプチップの電力に制限されず、超高電流出力と制御機能を装備。強力な駆動力があっても、歪みは0.0003%を実現したとしており、このあたりにESSとの協業のメリットが出ているようです。
DACチップに「ES9281AC」を採用。最大384kHz/32bitのPCMとDSD 11.2MHzの再生に対応。MQAもサポートし、MQAレンダラーとして動作。
イヤホン端子は3.5mmステレオミニのみも実力は高そう
イヤホン端子は3.5mmステレオミニのみ。イヤホンやヘッドホンを接続すると自動的にインピーダンスを検出。60Ω未満の場合は低ゲイン出力に設定され、インジケーターが緑色に点灯。70Ωを超えると高ゲイン設定となり、インジケーターが赤に点灯。600Ωを超えると、2Vrms出力に設定。この機能により、低インピーダンスが多い、高級なマルチドライバーイヤホンから、ハイインピーダンスが多い、高級開放型ヘッドホンまで、鳴らす機器に合わせた駆動が行えます。
インピーダンスごとの出力値:
RL =16Ω、Po = 46.11mW;
RL =32Ω、Po = 26.71mW;
RL =300Ω、Po = 12.26mW;
対応OSは、Android 5.1以降のスマホ/タブレット、Windows 10 バージョン18.3以降、macOS。別売のLightning to USB-CのOTGケーブル(専用のオプション品も別売りで用意)を利用すればiOSでも利用できます。USB-C to Cケーブル、USB-C to Aケーブルなどが付属。
海外発売時に国内から購入したポータブルオーディオ愛好家が結構いたモデルで、やはり、高音質DAPで鳴らしたQuestyleによる初のUSBメモリ型DACヘッドホンアンプということで、期待と注目を集めていたようです。
その音質は、QuestyleのDAPを彷彿とさせる、滑らかで艶のある魅力的なサウンドのようで、クールで素っ気ない傾向も多いUSBメモリ型DACヘッドホンアンプのなかで、十分に存在をアピールできるようです。
メーカーがアピールする、幅広いイヤホン・ヘッドホンとのマッチング能力や、パワフルさもメリットのようで、いろいろなタイプのイヤホン・ヘッドホンをとっかえひっかえ使う方にも適しているようです。
イヤホン端子は3.5mmのみ。バランス接続にこだわらない向きで、美音調のDACヘッドホンを求めるような方に向いているような感じがします。
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