ゼンハイザーが放つ高級サウンドバー「AMBEO Soundbar」が7月27日に国内発売されました。別筐体のサブウーファーを持たない一体型のサウンドバーにして、税込みの実売価格は36.5万円程度というこのタイプとしては国内最高価格という強気の設定。
しかし、1台で5.1.4ch(5.1ch+天井4ch)の立体音響を実現する世界初のサウンドバーという現在、唯一無二の特徴を持つハイクオリティーモデルです。
本機の詳しい内容についてはこちらの記事でご紹介しています。
使用ユニット:[フロント部]ウーファー×6、トゥイーター×3
[サイド部]トゥイーター×2
[トップ部]フルレンジ×2
アンプ出力:500W(D級)
周波数特性:30Hz – 20kHz(-3dB)
接続端子:HDMI入力3系統(HDMI2.0a)、HDMI出力1系統(eARC対応)、デジタル音声入力1系統(光)、
アナログ音声入力1系統(RCA)、サブウーファー用プリアウト1系統、LAN1系統
対応サラウンドフォーマット:ドルビーアトモス、DTS:X、360 Reality Audio、ほか
サウンドモード:映画、音楽、スポーツ、ニュース、ニュートラル
寸法/質量:W1,265 × H135 × D171mm/約18.5kg
幅約126.5cm、重さ約18.5kgと日本向けの製品としては大きいものの、たった一本で立体音響を本格的に楽しめるのは大きな魅力でしょう。
また、世界初の360 Reality Audio対応サウンドバーであり、Dolby Atmosにも対応していることから、音楽再生用、しかも最新の立体音響系の音源に適したサウンドバーという特異性も持っています。
ホームシアター用としてもホームオーディオ用としても注目できるモデルだけに、そのレビュー情報にも注目したいところ。
国内では、なかなか購入ユーザーによるレビュー記事やブログは少なく、価格コムに購入者の方のレビューがあります。
オーディオ系ニュースサイトにはいくつかレビュー記事があります。
音質的には、ナチュラルなサウンドのヘッドホン・イヤホンで有名なゼンハイザーだけに、本機の再生音も自然でナチュラルな音質というのが基本なようで、いかにも作ったような音が嫌いな方にはうってつけのモデルのようです。
この傾向は音楽やステレオ音声についてのものに強く表れるようで、サラウンド信号が立体的な情報が含まれていれば、その立体音響を存分に再現してくれるようです。
音楽向けの「音楽」と映画向けの「ムービー」といった音質モードの切り替えも効果的なようです。
さすがにサウンドバーとしては大柄なだけあって、ワイドレンジ性も申し分ないようで、サブウーファープリアウトも用意されていますが、普通は本機だけで低音再生も満足できるようです。AVウオッチでは具体的には25畳以下の空間ではサブウーファーは必要なさそうとしています。
専用スマホアプリ「Smart Control」の利便性も高いようで、本機を使いこなすにはアプリ使用は前提と言えそうです。