ソニーは、4Kチューナー搭載BDレコーダー/UHD BDプレーヤー「BDZ-FB」シリーズ3機種を、2023年6月10日に発売。いずれもオープン価格。以下にそれぞれのモデルの発売当初の予想実売価格と内蔵HDD量、内蔵チューナー数を記します。
BDZ-FBT4200 158,000円前後
UHD BD対応、内蔵4TB HDD、4Kチューナー×2/2Kチューナー×3
BDZ-FBT2200 127,000円前後
UHD BD対応、内蔵2TB HDD、4Kチューナー×2/2Kチューナー×3
BDZ-FBW2200 118,000円前後
UHD BD対応、内蔵2TB HDD、4Kチューナー×2/2Kチューナー×2
これら3モデルを比較しての違いは、上記からわかるように、最上位の「BDZ-FBT4200」のみ内蔵HDDの容量が4TBになっていること(他の2モデルは2TB)、最下位の「BDZ-FBW2200」のみ2Kチューナーの数が2になっていること(他の2モデルは3)で、最下位の「BDZ-FBW2200」のみ同時録画数が、そのほかの2モデルは3とっているのが違いです。
これら3つの違い以外、3モデルの機能は同一です。この3つの違いによって、価格も異なっています。
外形寸法と重さは全モデル共通で、430.2×224.5×56.4mm(幅×奥行き×高さ/最大突起含む)、約3.7kg。
BDZ-FBT4200 / BDZ-FBW2200 / BDZ-FBW2200はそれぞれソニーのBDレコーダー・2021年モデルのBDZ-FBT4100 / BDZ-FBW2100 / BDZ-FBW2100の後継機です。
ソニーのBDレコーダー・2023年モデル3機種と2021年モデル3機種と比較しての違いを交えつつ、ソニーのBDレコーダー・2023年モデル3機種の内容・特徴をご紹介。
以下にBDZ-FBT4200 / BDZ-FBW2200 / BDZ-FBW2200とBDZ-FBT4100 / BDZ-FBW2100 / BDZ-FBW2100を比較しての違いを項目別に紹介します。基本的に2023年モデルであるBDZ-FBT4200 / BDZ-FBW2200 / BDZ-FBW2200が新たに搭載した機能として紹介しています。
録画データについて、従来の未視聴を示す“NEW”マークと、視聴済みを示す“マークなし”に加え、視聴中を示すマークを追加。視聴途中の録画番組の場合は、サムネイルに再生バーが表示され、どこまで視聴しているかも確認できます。
これにより、その番組を視聴済みかがより詳しく判別できるため、録画データを削除していいかの判断がより簡単かつ正確にできるようになります。
録画リストで作品名がグループ(連続ドラマやアニメなど)になっている場合、例えば第一話から最終話まで続けて再生できます。1話終わる度に再生する手間を省くことができます。連続再生を押すと、タイトルまとめ表示の一番古い番組の最初から再生されます。
番組の特質に合わせて過去の録画番組の残しておいてくれる番組数が設定可能。残せる録画番組の設定は、1回/4回/7回が可能。最新回のみを残したい毎日放送のニュース番組は1回、1カ月分残したい週1回のバラエティ番組は4回、1週間分を残したい毎日放送の朝ドラは7回といった使い方に対応できます。
録画した番組を、よく見る時間帯から探せる「おうちタイム」も新搭載。よく見る録画番組が見つけやすくなります。デフォルトで設定されている時間帯は18:00~22:00。対象となる時間帯を自由に設定できます。
BDレコーダーの使い方を簡単に確認できる「便利な使いかた」も新搭載。ホーム画面の一番下に「便利な使いかた」メニューが表示されており、各機能の使いかたを確認できます。
従来機発売後に活躍している芸能人・グループに関する自動録画機能の精度が高まっています。
以下、BDZ-FBT4200 / BDZ-FBW2200 / BDZ-FBW2200 内容・特徴で、BDZ-FBT4100 / BDZ-FBW2100 / BDZ-FBW2100と共通の内容です。
光学ドライブは、UHD BD再生対応。MMT/TLV方式のBD再生には対応していません。
録画はDRモードに加え、高圧縮技術HEVCを使った4K長時間録画モードにも対応。「4Kインテリジェントエンコーダー」により、4K放送の長時間録画モード、特にLSR<4倍>以上で録画した際の画質を高めています。
なお、DRモード、および長時間録画モードで録画した4K番組は、BDにダビングが可能。
新作ドラマ・アニメ/特番ドラマを約1カ月前から先行予約できる「先録」、登録したタレント名や番組ジャンルに関連する番組を自動録画する「おまかせ・まる録」、番組名を設定するだけで自動検索・録画してくれる「番組名予約」といった、2021年モデルにも搭載している録画関連機能を引き続き搭載しています。
4K BRAVIAに最適な映像に調整して出力する「4Kブラビアモード」、2K放送やBDを超解像技術で高精細化する「4Kアップコンバート」、信号解析による映像処理技術「HDリアリティエンハンサー」、フレーム/ブロック/モスキートノイズを除去する「ピュアイメージリアライザー」などの画質機能を搭載。「4K 音声付き1.3倍早見再生」といった便利な再生機能も搭載。
ハイレゾ音源再生をサポート。PCとレコーダーを同一ネットワーク内に接続し、ハイレゾ音源をレコーダーへLANコピーすると、メニューの音楽リストからデータの再生が行なえます。対応フォーマットは、最大192kHz/24bitのWAV/FLAC、最大5.6MHzのDSDのハイレゾ音源に加え、MP3とAACの再生にも対応。
テレビの音声をハイレゾ相当に復元する「DSEE HX」も利用できます。
レコーダーの番組をスマホのアプリから再生する「Video & TV SideView」も搭載。
HDMI出力は、全モデルとも映像/音声×1、音声×1の計2系統。HDCP 2.2や4K/HDR非対応のAVアンプやサウンドバーなどとも接続が可能です。
本体前面にUSB 2.0×1、背面にUSB 3.0×1も備えるほか、LAN端子、Wi-Fiも備えています。アナログの映像入力は備えていません。