今年にもその登場が予想されているSONYの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM5」。現行モデルの「WF-1000XM4」の後継機の位置づけです。
これまでも国内外のオーディオ愛好家がその登場時期や価格、内容などについて勝手に予想してきましたが、ここにきてどうやら信頼性の高いリーク情報が出てきたようです。
すでに、WF-1000XM5と思われる型番「YY2963」の製品が米国連邦通信委員会(FCC:Federal Communication Commission)の認証を取得しているという情報が2月にあり、FCC認証と製品化の時期の兼ね合いから5月にも発売と予想されています。
FCC認証文書からは「YY2963」はワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンであり、Bluetooth 5.3に対応していることまではわかっています。ただ、これだとWF-1000XM5の詳しい機能や性能まではわかりません(WF-1000XM4では未対応のLE Audioに対応していることはわかります)。
FCC情報に続き、型番「YY2963」と噂される、WF-1000XM5のリーク画像・リーク情報を海外サイトのThe Walkman Blogが掲載しました。
いわゆるリーク情報であり、その真偽は正式発表まではわかりませんが、リークという通り、内部からの意図的・あるいは意図しない情報流出であり、内容が本当である可能性も十分にあります。
上記の海外サイトではWF-1000XM5はWF-1000XM4とはデザインが多少異なっています。ただ、根本的に変わるということはなく、これまで通り、おおまかには楕円状のイヤホン形状を維持しています。AirPodsのようにスティック型にするとか、IEMのような形状にするといったことはないようです。
形状の次に気になるイヤホン本体のサイズは、リークサイトによれば、従来より少し小さくなっているとしています。完全ワイヤレスに限らずイヤホンは小さいほうが装着感も良く使いやすいものですが、音質重視型のモデルでは大型化しやすいだけに、ここはソニーの技術力と着実な進化を感じさせます。
イヤホンの音質を大きく左右するドライバー構成についても、WF-1000XM4のダイナミック型1基というオーソドックスな構成から、ダイナミック型2基のマルチドライバー構成になるとしています。ダイナミック型1基でも高音質を追求はできますが、WF-1000XM5では従来以上の高音質化の方法として、ダイナミック型2基を選択するのかもしれません。
充電ケースもブラッシュアップされているそうです。充電速度が5V=140mAhから5V=230mAhに変更され、満充電までの時間が短くなるとのこと。さらに、WF-1000XM4では対応していなかったQi方式ワイヤレス充電に対応するとしています。
おおまかには上記の3つの違いがWF-1000XM4比較であるようですが、あくまでリーク情報です。肝心の搭載チップがどうなるのかなど不明な点も少なくありません。一日も早い正式発表が待たれます。