昨年の11月ごろからその存在が噂されている、ソニーの完全ワイヤレスイヤホン新モデル「WF-L900」(コードネーム:YY2953)。
2月に入って、新たなリーク画像が出たとかで、その発売の信憑性が高まっています。
Sony Linkbuds (ANC) pic.twitter.com/cHs1IV65VE
— TechInsider (@TechInsiderBlog) February 6, 2022
これまでのソニーの完全ワイヤレスイヤホンの延長線ではないような独特なデザインが非常に特徴的。とくに真ん中に穴が空いているリング状の部品が謎めいています。一見するとイヤホンにさえ見えず、どのように装着するのかもわかりません。外付けのイヤーピースもないように見えます。
機能については、リーク画像を紹介しているサイトではアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しているとは書いており、機能面の追求も行われているようです。
一方で、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンにはとりわけ期待されやすいLDACコーデックへの対応は不明。もちろん、対応しているに越したことはないでしょうが。
使用ドライバーについても不明で、BA型を搭載しているのではないかという憶測もあります。イヤホン形式については開放型の可能性が高く、そうなると、同じく開放型のAirPodsを意識した面もあるのでしょう。
2chの関連スレでは、ソニーが2018年に発売した独創的な完全ワイヤレスイヤホン・XEA20の後継機的なモデルとも受け止められています。
XEA20は耳を塞がすに使用できるオープンイヤータイプのイヤホンで、ヘッドセット使用時の利便性が高く、一部で注目されていました。ただ、音楽再生用には音質は良いとは言えず、音質面での改良を施した新モデルが期待されながら今日に至っています。
WF-L900はXEA20の直接的な後継機ではないかもしれませんが、一部のイヤホン愛好家が望んでいる、軽快な装着感、外音の自然な取り込み、開放型構造での高音質再生、のいずれもを満たすイヤホンであれば、幅広い層に人気が出るではないでしょうか。
2月16日に国内正式発表されました。2月25日に約2.3万円で発売。耳をふさがない開放型で、同社完全ワイヤレス史上最小最軽量のコンパクトサイズを実現したと謳っています。アクティブノイズキャンセリング機能は搭載されていませんでした。また、LDACにも非対応でした。
・オープンリングデザイン
・リングドライバーユニット
・V1プロセッサ搭載
・駆動時間は最大5.5時間、付属充電ケース併用で最大17.5時間
・ケースの充電端子はUSB Type-C、ワイヤレス充電は非対応
・Bluetooth5.2
・対応コーデック:SBC、AAC
・DSEE、雑音の大きさに応じて再生音量を自動調整する機能搭載
・360 Reality Audio対応
・IPX4防滴
・左右どちらかの耳の前をダブルタップ・トリプルタップで操作
・カラバリはグレー、ホワイト