米Sony Electronicsは現地時間の6月25日、車載向けオーディオ「Mobile ES」シリーズ初のハイレゾ対応メディアレシーバー「XAV-9500ES」を発表しました。2021年11月発売予定で、実売予想価格は1,299.99ドルとのこと。
従来モデル「XAV-AX8000」(2019年)の後継機で、Google の「Android Auto」と Apple の「CarPlay」をどちらもサポートする “Sony XAV-AXxxx” シリーズカーオーディオ最新作。
新たにハイレゾ再生関連機能に対応した「ハイレゾ対応」カーオーディオとなったのが大きな違い。
ESS製のDACチップを搭載し、192kHz/24bitまでのWAV、FLAC、ALACネイティブ再生、22.4MHzまでのDSDを24bit/192kHzのPCM変換で再生可能。BluetoothではSBC・AACに加え、LDACコーデックも新たにサポート。USB Type-Cポートを備えた機器と有線で接続できるのもポイント。
Wi-FiとGPSアンテナを内蔵し、スマートフォンとワイヤレスで接続可能。
4chのクラスA/Bアンプを搭載。アナログ回路とデジタル回路を分離した本体 二層構造による電磁干渉抑制仕様など、高音質にこだわった設計。
カーオーディオとしては1DINサイズで、ディスプレイを搭載。ディスプレイは前作の 8.95 インチから 10.1 インチに大型化し、解像度も 800 × 480 の WVGA から 1,280 × 720 の HD 解像度に向上。ディスプレイ下部に並べられていた物理ボタンは、タッチパネル操作に置き換わっています。
ソニーのカーオーディオ「Mobile ES」シリーズの最新作でもあり、「Mobile ES」シリーズにはスピーカー、サブウーファーが発売されているので、ソニーだけでカーオーディオを揃えることができます(米国)。
ソニーのカーオーディオは日本では展開されておらず、本機も国内発売はないのでしょうか。
日本国内ではカロッツェリアがハイレゾ対応カーオーディオを結構前から発売しており、定番的な存在なので、ソニーの入る余地はないのでしょうか。
なお、本機はソニー初のハイレゾ対応カーオーディオ、かと思いそうですが、すでに「RSX-GS9」なる1DINヘッドユニットが出ているので、少なくともソニー初ではありません。「Mobile ES」シリーズ初ということです。
しかも、「RSX-GS9」は国内で輸入品を買うこともできます。ただし、日本国内ではメーカー保証が受けられないリスクはあります。また、「RSX-GS9」はアンプ非搭載なので、別途アンプも必要になります。