スタックスは、期間中に対象製品を購入し、応募した方に完全ワイヤレスイヤホンをプレゼントするキャンペーンを9月18日より実施します。
同社のイヤースピーカーやドライバーユニットなどの購入者が対象となるキャンペーンで、期間は2020年9月18日（金）から10月18日（日）まで。なお、プレゼントされる完全ワイヤレスイヤホンは数量限定のため、限定数に達し次第、期間中でもキャンペーン終了する場合もあるとしています。対象製品は以下の通りです。
イヤースピーカー：
SR-L300、SR-L500MK2、SR-L700MK2、SR-007A、SR-009、SR-009S
ドライバーユニット：
SRM-353X、SRM-006tS、SRM-007tA、SRM-700T、SRM-700S、SRM-T8000
セット：
SRS-3100
東芝が初の完全ワイヤレスイヤホンを発売するなど、どのメーカーも参入してくるような状況のなか、スタックスによるこのキャンペーン。
正直、スタックス製品のユーザーにとっては、あまり完全ワイヤレスイヤホンは縁の薄いジャンルと思っていましたが、意外とそうでもないのかもしれません（アンケートなどの調査結果が背景にあるのでしょうか？）。
スタックスがこのキャンペーンのために完全ワイヤレスイヤホンを開発するなどということはあり得ず、プレゼント品はどこかのメーカーのOEM品でしょう。
そもそもスタックスは中国のEdifierに買収されています。しかも、Edifierは完全ワイヤレスイヤホンを出しており、それも市場ではなかなかの高品位なモデルとして人気があります。となると、このキャンペーン品もEdifierの既存モデルをベースにしていると考えるのが自然です。
とは言っても、プレゼント品にはしっかりとSTAXの文字やマークが本体、充電ケースにも刻印されており、記念品としては価値がありそうです。Edifierのどのモデルがベースなのかは私にはわかりませんでしたが。
イヤホンやヘッドホンに関わる多くのメーカーが完全ワイヤレスイヤホンを無視できない状況になっていることは確かで、もしかしてスタックスも自社開発か共同開発などでの完全ワイヤレスイヤホン市場への参入を考えているのかもしれません。
スタックスにもイヤホンタイプのモデルはありますし、DAC内蔵のポータブルアンプを出すなど、現在のポータブルオーディオ市場に追従しようという気概は感じます。
スタックスがわざわざ完全ワイヤレスイヤホンをオリジナルで出すとすれば、当然、静電型ユニットを使ったものになるでしょう。
これも、高級有線イヤホンの一部に、他メーカーですが、静電型ユニットを使ったモデルが出てきていますから、それほど突飛な話ではないでしょう。
いろいろと期待は膨らみます。