TaoTronics(タオトロニクス)から、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン“PURECORE”「TT-BH1003」を8月7日にe☆イヤホンにて先行発売。その後一般の販売店でも発売されます。オープン価格で税込9,980円前後での実売が想定されます。意外にもTaoTronics初のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。
AirPodsに似たカナル型デザインに騒音低減率25dBを謳うアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を採用した完全ワイヤレスイヤホン。騒音を集音・分析するためのマイクを2つ搭載することで、高い騒音低減能力を発揮できるようにしています。
Bluetoothチップは「BES2300Z」と推定。BluetoothコーデックはAAC・SBCに対応。連続再生時間はANCオン時で最大約5時間20分、ANCオフ時で最大約6時間。付属ケースでの充電を含めれば、約20時間の連続利用が可能としています。専用ケースの充電端子はUSB Type-Cを採用。イヤホン自体はIPX4の防水仕様。本体操作はタッチ式。音楽の再生/一時停止、通話の受信/終了などの操作が行えます。
イヤホン本体の重さは約6.5g(片側)。イヤホン部には10mmの大型ダイナミックドライバーを搭載しており、低音を強めた音質チューニングを行っていることを示唆しています。3サイズのイヤーピースが付属します。
アクティブノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンとしてはとくに際立った機能や性能は搭載していませんが、税込み1万円以内程度で買えるのが最大の特徴。
中国をはじめ、海外ではすでに1万円以下でアクティブノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンがいろいろ発売されはじめていて、日本にも続々上陸してきそうです。
すでにMpowがX3 ANCを7月17日に発売しており、本機はそれに次ぐ国内発売製品となります。
MpowもTaoTronicsも中華系メーカーという認識をされながらも、すでにハイコスパで音質も品質もしっかりしたメーカーであるのとの認識もライトユーザー層にも広がっているので、本機もアマゾンなどの通販で広く取り扱われれれば売れるものと思われます。
MpowがX3 ANCとの比較ではX3 ANCのほうがANCオン時で最大6時間、ケース併用で24時間と若干、バッテリー持ちはよいようです。形状はX3 ANCもうどん型。なおBluetoothチップは「BES2300Z」と明示されています。同じチップを使っていますが、微妙にスペックが違いますし、再生音は違うでしょうから、どちらが良いかは人によって分かれそうです。
さらに、記事を公開しようとしていたら、なんとドン・キホーテからも税込み1万円以内のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンが。「UNNOISE(アンノイズ) T1」が8月7日から全国の店舗で税抜き8,980円(税込み9,878円)で発売。騒音低減率28dBを謳い、イヤホン単体で最大5.5時間。バッテリーケースで約5回のイヤホン充電が行えます。防塵防水性能IP56等級準拠と、こちらもこの価格では結構魅力的。形状は普通のイヤホン(楕円形)タイプ。
どれを買おうか迷えるほどに1万円以下のノイズキャンセリング付きTWSイヤホンは充実し始めています(ノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホン+TaoTronics)。