生産終了機器情報。VRDS-20はTEACから1993年に25万円(税別)で発売されたCDプレーヤー。
最近ではもはや50万以上の機種にしか採用されていないTEAC/ESOTERIC自慢のVRDSメカニズムに、これはもはやオーディオ界の歴史的な名パーツであるフィリップスのDAC7を使用。似たような内容のVRDS-10を徹底チューニングしたスペシャル仕様の位置づけとして登場したモデルでした。
ボンネットや側板は3ミリ1kgのアルミ無垢材で構成、TEACお得意の徹底した防振対策が施された筐体、そして非常に特徴的なインシュレーターを持つ外観も魅力です(CDプレーヤー+TEAC)。
さらに上級のエソテリックのX-1sと迷ったのちこちらのやや軽快ながらフレッシュ感のある音に惹かれて購入したというユーザーもいるほどで上位も脅かす機種のようでした。
お手軽なPCオーディオ機器をはじめとするデジタルオーディオ機器が溢れる今となっては、ぐっと落ち着いた腰の低い音であると比較するユーザーもいます。
VRDSとDAC7の組み合わせがまずは魅力ということで中古でまで買う価値のある機種と言えるでしょう。ただ、DAC入力はないので、CDトランスポート部が生きていることが大事な機種です。
ベルト関係はともかく、ピックアップの不調や故障への対応は大変そうです。ただ、やはりVRDSとDAC7の組み合わせに価値を見出すユーザーと業者がいるのか、ちゃんと動作することを謳う中古品が販売されています。ただ、現状品もあり、いろいろと分かったうえで購入できる人向けでしょう。スパイクベースの紛失も結構多いようです。
動作品の中古で7万円以上くらいするようです。
TEAC VRDS-20 修理に関する情報のページ
https://www.repair-nw.co.jp/repair-example/705/
https://ameblo.jp/suimeikan/entry-12243389452.html
https://blog.goo.ne.jp/audiospacecore/e/37bf565edd13b12f4619d6fec6d36995