テンキーのおすすめモデルと選び方

Excelのデータ作成や、会計などパソコンで数字をたくさん使うときに役立つのが「テンキー」。特にテンキーレスキーボードを使っている方は、数字入力が遅くて困っている方も多いはず。最適なテンキーを選ぶには、所有するキーボードと相性のいいものを探す必要があります。

そこで今回は、おすすめのテンキーをご紹介。選び方から製品紹介まで詳しく解説しているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

テンキーとは?

テンキーとは、0から9までの数字を入力できる電卓のようなキーのこと。パソコン本体とつなげば、数字の入力を素早く行えます。数字のほかに、加算・減算といった計算記号をはじめNumLockキー、エンターキーなどが配置されているのが特徴です。

パソコンで数字をたくさん入力することが多い方は、テンキーを使えば作業効率の向上にも繋がります。

テンキーの選び方

接続方法で選ぶ

有線

有線タイプのテンキーは、無線タイプのものよりも動作が安定しているのが特徴。無線タイプのものと比べると、コードがあるため持ち運びが不便ですが、家の中やオフィスなどで据え置いて利用する際は有線タイプのテンキーがおすすめです。

また充電や電池交換の必要がないのが魅力。使いたいと思ったら、パソコンのUSBポートに差し込むだけですぐ使えるのがメリットです。

無線

無線タイプのテンキーは、配線がなくすっきりしているのが特徴。持ち運ぶときに配線が邪魔をしないので、バッグなどに収納しやすいのがメリットです。

しかし有線タイプのテンキーと比べると、どうしても価格が高くなりがち。電池式のタイプだと定期的に電池を入れ替える必要があるほか、利用環境によっては接続しにくいのがデメリットです。

キーピッチで選ぶ

キーピッチとはキーとキーの間隔のこと。大きく分けると16mm以下と19mmの2種類があります。

一般的なキーピッチは19mm。19mmサイズのテンキーは、キー間隔が空いているため快適に入力できます。しかし持ち運びやすさを重視するのなら、場所をとらない16mm以下サイズのテンキーがおすすめです。

キー構造で選ぶ

パンタグラフ式

パンタグラフ式は一般のノートパソコンで多く採用されているキー構造。キーストロークが短く、押下した後にすぐ入力されるのが特徴です。また、長時間入力しても疲れにくいのが魅力。キーの中心を押下しなくとも認識するため、打ち間違いをする回数が減ります。

パンタグラフ式は打鍵音が小さいので、オフィスなど静かな場所で利用するときに最適です。

メンブレン式

デスクトップキーボードに多く採用されているのがメンブレン方式。キーストロークが長いので入力までに時間がかかるのが特徴。現在はパンタグラフ式が主流ですが、ラバードームを押下したときの打鍵感を好む方もいます。

他のキー構造よりも安い傾向にあるので、コストを抑えたい方におすすめです。

メカニカル式

メカニカル方式は、一つ一つが独立したスイッチを採用したキー構造。キーを押下したときの感覚がしっかりとしていて、「カチッ」とした打鍵音なのが特徴です。

キーは素早くタイピングできるのが魅力。耐久性が高く、数字をたくさん入力する方におすすめですが、価格が少し高めなので予算と照らし合わせながら検討しましょう。

NumLockキー非連動機能の有無で選ぶ

テンキーを、使用するテンキーレスキーボードに接続して使うときは注意が必要。テンキーには「Numlock」といって、数字入力をオン・オフできる機能がありますが、オフにした際、同時にテンキーレスキーボードのNumlock機能も解除されてしまいます。

Numlock機能がオフの状態だと、「K」や「J」といったキーが数字入力に変わって、タイピングが不便になってしまうのがデメリット。「Numlockキー非連動機能」がついたテンキーを選べば、キーボードで普段と同じように文字入力ができるため快適に使えます。

Tabキーと00キーの有無で選ぶ

「Tab」キーとは入力列を移動できるキーのこと。例えば、マウスを使わずにExcelのセル列を移動する、といった使い方ができます。

「00」キーはゼロを2つ連続で入力できるキー。桁数が多い数字を入力するときに役立ちます。どちらも作業効率を上げるために便利なキーなので、「Tab」キーや「00」キーがあるかどうか確かめてみましょう。

USBハブの有無で選ぶ

有線のテンキーでパソコンと接続するときはUSBを利用するため、接続できるUSBポートが足りなくなってしまうことがあります。

マウスとテンキーをパソコン本体に繋ぐだけで、2つもポートを使用するため注意が必要。USBハブがついているテンキーを選べば、ポートが足りなくなるのを防げます。

テンキーのおすすめモデル

エレコム(ELECOM) USBテンキーボード TK-TCM011BK

シンプルで使いやすい、おすすめのテンキー。「Tab」キーと「00」キーを搭載しているので、Excelなどを使った資料作成で効率的に数字入力ができます。

また、Numlockキー非連動機能を搭載。テンキーを繋いでいるときでも、キーボードを安心して使えるのがメリットです。Numlockのオン・オフが一目でわかるLEDランプを搭載しているので、誤入力を防げます。

キー構造にはメンブレン方式を採用。キーピッチは19mmあるので、指の間隔に余裕があって快適です。テンキーの基本的な機能が充実した、おすすめの製品です。

アイバッファロー(iBUFFALO) スリムテンキーボード BSTKH08BK

薄型で収納しやすい、おすすめのテンキー。厚さは最薄部で7mmほどなので、場所をとらずにスッキリ収納できるのが魅力です。また、アイソレーション設計を採用。各キーが独立しているため、誤って同時押ししてしまう恐れがありません。

さらに、「Tab」キーと「00」キーを搭載。キー構造はパンタグラフ方式を採用しているため、ノートパソコンと同じような感覚で入力できるのがうれしいポイントです。キーピッチは19mm。静音性や入力のしやすさに優れた、おすすめのテンキーです。

アイクレーバー(iClever) テンキー ワイヤレス IC-KP08

無線で接続できるテンキー。接続方式にはBluetoothを採用しているため、幅広い機器に対応できて便利です。MacやWindowsといったOSに対応しています。

また、使いやすさが考慮されているのが特徴。人間工学に基づいて、傾斜やスリップ防止パッドがついているので、ストレスレスに入力できます。さらに、30分間操作しないと自動で電源がオフになる「スリープモード」を搭載。本製品は乾電池式ですが、無駄に電源を使いすぎることがなく安心です。

重量は209gと軽量。最薄部が6mmとスリムなので携帯性に優れています。価格が安い上、便利な機能をたくさん搭載した、おすすめのテンキーです。白やピンクなどカラバリが豊富なのも特徴。黒いテンキーはつまらないと思う方にもぜひ。

Rottay テンキーボード nump-1421

メカニカルなデザインがかっこいいテンキー。青色のLEDバックライト機能がついているので、暗い場所でもキーを確認しやすいのがポイントです。

キー構造にはメカニカル式を採用。キーが丈夫な上、素早くタイピングできるため銀行や財務などの経理にも適しています。また、5000万回のキー押下に耐えるので、長く使い続けたい方でも安心です。

キー軸は青軸を採用。クリック感が大きく打ち心地がいいのが特徴です。さらに防水性に優れるため、飲み物をこぼしてしまっても安心。素早く正確に入力できる、おすすめのテンキーです。

エレコム(ELECOM) コンパクトUSBテンキーパッド TK-TCM013BK

コンパクトサイズで持ち運びやすいのがおすすめのテンキー。キーピッチは16mmと狭いですが、サイズは7.8×2.4cmと超小型なので、バックに入れてもかさばらないのがメリットです。

また、キー構造はメンブレン方式を採用。一般的なデスクトップパソコンと同じような感覚で入力できます。約1000万回のキー押下に耐えるため、長く使い続けられるのも魅力です。

さらに「Tab」キーと「00」キーを搭載。Numlockのオン・オフをLEDランプで確認できるため、押し間違いを防げます。小さいサイズの有線テンキーを探している方におすすめです。

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) USB2.0ハブ付テンキー NT-M18UH

USBケーブルで有線接続するタイプのMac対応テンキーです。macOSに対応しておりApple製品と相性のよいデザインのため、見た目も重視したいMacBookユーザーにおすすめです。

テンキーの本体側面にUSB2.0を2ポート備えているUSBハブ付きのため、USBポートの少ないノートパソコンでも快適に利用できます。

キー構造は薄型のメンブレン、キーピッチは標準的な19mmを採用。キーがそれぞれ独立しているアイソレーションタイプのため爪が長い方も引っかかりにくい設計です。

入力間違いの取り消しができるClearキーやTabキーも搭載されているので、Excelの表計算も楽にできます。

終わりに

Excelなどを使って数字を入力するときに役立つテンキー。製品によって有線や無線、Numlock連動や非連動などさまざまあります。所有するパソコンのUSBポート数やキー構造などを確かめて、テンキーとの相性を事前に確認しておきましょう。ぜひ今回紹介した製品を参考にして、ベストバイを見つけてください。

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