TRNの「BT30」は、「BT20S Pro」(国内アマゾン価格5,990円)の後継機で、メーカーとして第4作目となる、完全ワイヤレスイヤホン化Bluetoothレシーバー。0.75mm 2pinをはじめとする有線イヤホンを完全ワイヤレスイヤホン化できます。国内アマゾン価格は9,880円。
QCC3040のBlueoothチップ(「BT20S Pro」ではQCC3020)やMAX97220Aアンプの新採用により性能を向上させています。
耳にフィットするイヤーフックデザイン、交換可能なコネクタケーブル(MMCX/0.78mm 2pin /0.75mm 2pinの3種あり)という基本は同様。というのも前作と外観は変わっておらず、なかみだけ替えた可能性が高そうです。
通信方式:Bluetooth 5.2、コーデック:aptX/AAC/SBC。対応コーデックは従来同様。
連続再生時間:約6.5時間、充電時間:約1.5時間。最大20時間再生を可能とするポーチタイプの充電ケースが付属。
連続再生時間については、「BT20S Pro」の本体9時間、7回分充電できる充電ケースからは短くなっています。
操作系は物理ボタンで、音量調節は不可。防水性は本体がIPX4。充電端子はUSB-C。このあたりは同様。
なお、本機の標準状態のコネクターは0.78mm 2pin。他の2種類のコネクターに対応させるには、それぞれ別売りの専用アダプター(1,088円)を購入する必要があります。この点は「BT20S Pro」と同じですが、「BT20S Pro」の標準コネクターは0.75mm 2pinでした。なぜか違っています。
QCC3040はaptX Adaptiveにも対応するチップですが、本機では非対応。そのため、対応コーデック自体は前作と同じ。使用時間についてはむしろ短くなっています。これはMAX97220Aのアンプ採用により、アンプ部の出力が上がることによる消費電力の増加が理由のようです。
つまり、「BT30」は既存のコーデック対応のまま、基本的な音質の底上げを図った完全ワイヤレス化Bluetoothレシーバーと言えるようです。
QCC3040採用による接続安定性の向上や、低遅延化もポイントではあります。
「BT20S Pro」のユーザーであれば、これまでの快適な使用感を維持したまま、音質の向上や接続安定性の向上が体感できそうです。
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KZ ZAX+BT20S Proの組み合わせでここ半年、通勤の行き帰りに使っています。私の使用環境から見れば、BT30は魅力を感じませんね。アンプを搭載したことにより、充電池の持ちが悪くなったとのことですが、ZAXはボリュームが小さくても音圧が高い、つまり、大きな音が出るイヤホンだからです。また、BT20S Proは特に接続安定性が悪いとは思いません。もちろん、繁華街でbluetoothとWi-Fi、そして携帯電話の電波が飛びまくっている場所では流石に物々途切れますが。
コメントありがとうございます。
BT20S Proの実際のユーザーの方のご意見ということで、大変参考になります。
ありがとうございます。
また、BT20S Proユーザーが使っていそうなKZのイヤホンとの組み合わせを明示いただいているのも実用的でありがたい内容です。
どうぞ今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。
これはbt30と偽ってbt20sproを売りつけられても判断できないかもしれないですね…
言われてみればそうですね。
通販だけでなく、メルカリなどの個人中古売買では気を付けたほうがいいかもしれませんね。