TRUEFREEという一見聞きなれないブランドから2023年6月に発売された、オープン型完全ワイヤレスイヤホン・TRUEFREE O1。アマゾンでの価格は5,400円程度。
最近増えている、耳を塞がずに聴ける完全ワイヤレスイヤホンで、骨伝導とは異なり、従来型のダイナミック型ドライバーを配置や装着の工夫で耳を塞がずに聴こえるようにしたものです。
TRUEFREE?となりますが、実際は中華系メーカーでは有名なSOUNDPEATSのサブブランドということで、内容的には信頼ができそうです。おおまかな仕様は以下のとおり。
通信方式:Bluetooth 5.3
コーデック:AAC/SBC
プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP
連続再生時間:最大10時間
充電時間:約2時間
ドライバー:16.2mm径ダイナミック型
防水性能:IPX4
重量:11g
耳掛け式のオープンイヤーデザイン
低域強調アルゴリズムによる迫力のあるサウンド
ENC通話ノイズ低減技術によるクリアな通話品質
60msの低遅延を実現するゲームモード
タッチコントロール
マルチポイント対応
なんでも海外ではすでに発売されているSOUNDPEATS「GoFree」というモデルと基本設計は同じようで、外観や基本性能は同等です。
SOUNDPEATS「GoFree」はオープン型完全ワイヤレスでは異例のLDAC対応で、ハイレゾワイヤレス認定も取得しており、さすがに本家のブランドのほうは高機能・高性能だなと思っていたら、国内の「TRUEFREE O1」購入者のレビューを見ると、なんと本機もLDACで接続できたという報告が相次いでいます。メーカーは公式には謳っていないため、この機能についての責任は持てませんが、大いに注目できる機能です。
「TRUEFREE O1」の国内レビューを見てみると、本機はこの価格ということを考えるとかなり優秀な音質を備えたオープン型完全ワイヤレスのようです。Oladanceのような高額機とは音質差は当然かなりあるものの、数倍の価格差を考えるとこちらがコスパでは上という感じです。
本機では非公式となるLDAC対応も、機器との相性や接続安定性などに難がある場合もあるものの、接続できたという報告が複数あります。
LDAC環境になくとも基本的な音質に優れたオープン型完全ワイヤレスとして価格が納得できるレベルの出来のようです。装着感も良好という感想が多いですし。
ただ、より上位に当たるであろうSOUNDPEATS「GoFree」も国内で購入できるところがあり(楽天内)、しかも本機とあまり価格も変わらないとのこと。「GoFree」は公式にLDAC対応を謳っているだけでなく、アプリにも対応しているので、両方買える状況で選ぶなら「GoFree」かもしれません。