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東芝 TY-AK2 Bluetooth対応CDラジカセ!TY-AK1と比較しての違いは?

東芝 TY-AK2 Bluetooth対応CDラジカセ

東芝エルイートレーディングは、 CDラジカセ「TY-AK2」を9月下旬に発売しました。オープン価格で、税抜29,000円前後での実売が予想されます。

「手軽に高音質」がコンセプトで、東芝の往年のオーディオシリーズ名でもある“Aurexシリーズ”に属する高音質志向のラジカセ。

2018年に税抜き約2.7万円で発売された「TY-AK1」(生産完了)の後継機。今回、新たに、CDラジカセとしてはじめてBluetooth送受信機能を搭載するなどの機能・内容面での向上が図られています。

「TY-AK2」の内容・特徴を「TY-AK1」と比較しての違いも交えながらご紹介。

Bluetooth送受信対応が「TY-AK2」と「TY-AK1」を比較しての最大の違い

「TY-AK2」はCD、USB、SDカード、FM/AMラジオ、アナログ外部入力、マイク入力、Bluetooth送受信に加え、カセットテープの再生にも対応したCDラジカセ。ラジオのタイマー予約録音、マイク入力を活用してカラオケも楽しめる機能も搭載。

Bluetooth送受信以外の再生は「TY-AK1」と同じです。この、Bluetooth送受信対応が「TY-AK2」と「TY-AK1」を比較しての最大の違いと言えます。

Bluetoothのバージョンは4.2。送受信に対応するコーデックは標準のSBCのみとなっています。なお、Bluetooth送信に対応するCDラジカセは「TY-AK2」が東芝初なだけではなく、国内では初とのこと。意外な感じです。どうやらBluetooth送受信に対応するCDラジオはいくつもあるというのが関係しているようです。

カセットデッキはハイポジ・メタル再生対応

カセットテープはノーマルテープの他、スイッチ切り替えによりハイポジションテープの再生にも対応。メタルテープに関しても、カセットに空けられたメタルテープ識別用の穴を塞ぐことで再生できるようになっています。

今日、カセットテープの再生が可能なCDラジカセはあっても、メタルどころかハイポジさえ再生できないモデルも多いだけに、ハイポジやメタルのテープを持っている人にとってはありがたい機能です。

再生時にドルビーに相当するノイズリダクションを効かせる機能はありません。

なお、カセットテープへの録音も可能ですが、その際はノーマルテープのみに対応しています。

USBとSDカードの再生可能な音源フォーマットは従来同様に、192kHz/24bitまでのFLAC/WAVフォーマット再生に対応。MP3にも対応しています。残念ながらDSD再生には対応していません。

ハイレゾ相当品位へのアップコンバート再生も健在

「TY-AK1」でも搭載しており、高音質CDラジカセとして幅広く認知される要素ともなった、幅広い音源のハイレゾ相当品位へのアップコンバート再生も健在。

CD、ラジオ、カセットテープ、外部入力、Bluetoothの再生時に、最大96kHz/24bitまでのアップコンバート機能を行います。CDは88.2kHz/24bit、それ以外は96kHz/24bitまでアップコンバート。さらに、高音域の倍音も独自のアルゴリズムで補完再生します。このようなハイレゾ・アップコンバート機能は高級なCDプレーヤー・DACで使われることが多いものの、CDラジカセで導入しているのは異例です。

ユニット・アンプ・音質面

40kHzまで再生可能な20mm径のシルクドームツイーター、64mm径のコーンウーファーの2ウェイスピーカーを搭載。この再生スペックやユニット口径は従来同様。

独自のイコライジングにより中・高音域の厚みを増し、躍動感・臨場感のあるという音質を新たに採用。従来モデル「TY-AK1」のフラット志向の音質も「ノスタルジックモード」として搭載。切り替えて楽しめるようになっています。

アンプには片側20W、合計40Wの実用最大出力を有するデジタルアンプを引き続き搭載。CDラジカセ全盛時代の80-90年代には不可能だった大パワーと省スペース、省電力をデジタルアンプの採用により実現しています。

サイズと重量は従来同様

「TY-AK2」の外形寸法は350W×126H×218Dmmで、質量は約3.0kg。このサイズと重量は「TY-AK1」と全く同じです。

「TY-AK2」と「TY-AK1」を比較して選ぶとすれば

「TY-AK1」自体、ハイレゾ対応CDラジカセというなかなか他にはない特徴があり、また、実際に高音質という評価も確立されており、「TY-AK2」も基本的な部分ではほとんど踏襲しており、「TY-AK2」も高音質なラジカセとして十分に期待できます。

両機を比較しての違いはやはり、Bluetooth送受信機能がメイン。といっても、すでに「TY-AK1」は生産完了であり、これから「TY-AK1」が欲しい人も「TY-AK2」を買うことになります。

Bluetooth送受信機能や新音質が不要だから「TY-AK1」の中古が欲しいという人には注意して欲しい点があります。

「TY-AK1」の初期型ではカセットデッキ部分の設計に難?があり、使っているうちに再生不良になるトラブルがある場合があるとの情報がネット上に出回っています。どうやらそういう面はあったようで、「TY-AK1」の後期型では改善されている模様です。となると、「TY-AK2」も改善されているはずです。

「TY-AK1」を中古で買うと初期型の場合はカセットにトラブルが出やすい可能性があるらしいということです。有償修理も初期型ではできない可能性もあるので注意してください。

やはり、これから買うのであれば、新製品の「TY-AK2」がよさそうです(CDラジカセ+東芝)。

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