伊藤屋国際は、同社が取り扱う中国のWhizzer(ウィーザー)ブランドから、有線カナル型イヤホン「Kylin HE01」を1月29日より発売しています。オープン価格で実売価格は税込み9,980円程度です。
独自のダイナミックドライバーユニット「BRIGHT」と低コストで飛躍的に音質を向上させることが可能な技術「HDSS」を搭載しているのが特徴です。
「BRIGHT」については、10.2mmの複合振動板を用いる独自の第4世代ドライバーユニットを搭載。約1.2テスラの強力な磁束により、振動板を的確にドライブできる設計になっているのもポイントです。
一体型合金ダクトと多層特殊フィルタースクリーンにより「HDSS」技術を活かした高音質を狙っています。
ABS樹脂とアルミ・マグネシウム合金製フレームから成るハウジングはWhizzer J.IDEAデザインスタジオが設計。音質と装着性のバランスに優れたデザインを意識しています。
0.78mm 2ピンコネクタによるケーブル着脱に対応。付属ケーブルは5N OFC導体を採用した4芯構造。
再生周波数は15Hz – 40kHz、インピーダンスは18Ω、感度は112dB/mW。質量は片側約4g。アンプを選ばずに、一般的なDAPやスマホでも駆動しやすいスペックにまとめているのも特徴です。
チューニング効果のある2種類のシリコン製イヤーピース(リファレンス/ボーカル)が各3サイズ(S/M/L)、およびケースが付属。
国内発売前から、海外から購入するユーザーが何人もいるほど注目されているイヤホンです。海外の販売サイトでは「遠心脱水機」というメーカー名が付いており、日本でも中華イヤホン愛好家の間では「遠心脱水機」の名前で呼ばれています。
メーカー名が不思議なのはさておき、このメーカーのイヤホンは「Whizzer HE-03」など、すでに音質面で高い評価を受けはじめています。
「Kylin HE01」もこの価格のイヤホンとして相当な高音質と評価する人も少なくなく、中華イヤホン業界にまた、定番メーカーが誕生したようです。今後の新製品にも期待できそうです。