ヤマハは、独自の高速ステレオワイヤレス通信技術を搭載した楽器演奏用ワイヤレスヘッドホン「YH-WL500」を2023年6月9日に発売しました。価格は49,500円(税込)。
同社の独自技術によって再生遅延0.004秒(4msec)以下を実現した高速ステレオ通信に対応したヘッドホン。
この超低遅延接続は、Yamaha Guitar Group, Inc.のブランド「Line 6」が長年培ってきたワイヤレス技術とヤマハのオーディオ技術を結集し開発されたというもの。2.4GHz帯を使い、24bit相当の独自方式でワイヤレス伝送される高品位もメリットです。
楽器を弾いたと同時に音が鳴る感覚という点で有線ヘッドホンと遜色のない演奏体験ができるとのことで、楽器練習用に使えるとしています。ワイヤレストランスミッター機能を兼ねるヘッドホン台座部にギターアンプやマルチエフェクター、電子楽器などのラインアナログ出力を接続して使います。
標準的なリスニング用のBluetoothヘッドホンの再生遅延は約0.1秒から0.2秒程度とされており、とても楽器演奏用に使える反応性ではないことに比べると、0.004秒は驚くべき低遅延性となっています。
音楽鑑賞用などとしても使えるようBluetooth接続にも対応。Bluetoothバージョンは4.2、コーデックはSBC、プロファイルはAVRCP/A2DPをサポート。
ワイヤレスでの連続再生時間は最大約9時間。
ヘッドホン本体は、長時間の演奏に配慮してセミオープン型の設計を採用。ユニット部は40mm径ダイナミックドライバーが搭載。周波数特性は、20Hz – 20kHz。ヘッドホンの質量は315g。付属品として3.5mmステレオミニケーブル(2m)と6.35mm変換プラグ、USBケーブル(Type A to C)、ACアタッチメントプラグ付きのUSBパワーアダプターを同梱。
>『YH-WL500』は4msec以下の超高速伝送を実現しています。
4msecって音が2メートルくらい進むときの時間だから、相当低遅延じゃん。
ライブハウスで音の遅延を感じられる人は避けるべきかもだけど、ほとんどの人には遅延なんて感じられないでしょ。— いさらご (@Isaragot_Imitis) April 14, 2023
楽器演奏の遅延の許容範囲は個人差ありますが0.01~0.02秒くらいで違和感出始める思います。(個人的感想( ˙꒳˙ ).。oO)
このヤマハ「YH-WL500」は0.004秒以下なので全く問題ないレベルですね(これも個人的感想☺)
価格は4万9500円税込みたいです。(高っ💦)— パパmusicTV (@papamusicTV) April 19, 2023
ヤマハ、0.004秒以下の“超低遅延”ワイヤレスヘッドホン「YH-WL500」。楽器演奏用に開発 – PHILE WEB
遅延4ms以下…有線とほぼ変わらんよこれ
リズムゲームも行けるヘッドホンか https://t.co/dYFzhdfhQD— はやぽん (@Hayaponlog) April 14, 2023
YAMAHA YH-WL500、なぜセミオープンにしてしまったんや…
歌声コーパス録るときオケが漏れるやんけ…— コルグチ (@korguchi) May 17, 2023
My new gear!
ヘッドの無線化をずーっと模索してましたが、大御所から出たのでYH-WL500即購入!今まで使ってたSONY「MDR-Z900」はもう何年使ったのだろうか、耳パットの販売が無くなって来たので、いいタイミングかも。
遅延はタイコを10分ほど演奏したけどほぼ感じない。技術の進歩すごーい! pic.twitter.com/VMSBBMX42P
— Maru-17 (@maru17_vrc) June 13, 2023
無事にYAMAHA YH-WL500が着弾しました☺️
久しぶりにヘッドホン買いましたが、やっぱりイヤホンとは違う良さがあって新鮮です。
しかもほぼ遅延なしの無線で使えるというアツさ😎 pic.twitter.com/17c3joXdQp— マタタビ (@matatabi3) June 11, 2023
YH-WL500買っちゃったー
遅延はもう感じないレベルで、音も良いし、そして何よりもケーブルからのストレスフリー!
モニターとしては難しいけど、とりあえず音入れしていくくらいには使えるし、総じて大満足 pic.twitter.com/Yjb0QKOKIe— 瀬川 黎 (@1986_5150) June 11, 2023
すっかり忘れてたYAMAHA YH-WL500ワイヤレスヘッドホンが届いてたから使ってみてる
今のとこ思ったより音途切れるなって感じ pic.twitter.com/1oupNaPxpM— 月乃譲葉 (@LambentLight) June 10, 2023
YAMAHA YH-WL500展示開始しました🥳
確かな音質に超低遅延で、これはレコーディングモニターすらいけるのでは?🤔と思いました。
Bluetoothも使えるので、シンプルに普段使いの無線ヘッドホンとしてもおすすめ👏
是非お試しください! pic.twitter.com/gVO4Rz3o6Y
— イケベ楽器店Power Rec (DTM・レコーディング機器専門店) (@PowerRec) June 11, 2023
YH-WL500、中低音があまりにもでかい
ホンマに楽器練習用なんですか…?— Blue樽 (@BluetalBrutal) June 12, 2023
ヤマハのワイヤレスヘッドホンYH-WL500を買ったけど今まで使ってたaptX-LLのヘッドホンからどれだか遅延が変わったのかはよく分からん
一番変化があったのは音がかなり途切れるってことだな— 月乃譲葉 (@LambentLight) June 12, 2023
【新入荷】#YAMAHA の新作!
低遅延のヘッドホンYH-WL500を試奏できるようご用意いたしました✨(((o(*゚▽゚*)o)))✨
僅か4msec以下のレイテンシーを実現し、電子ドラムでの使用でも違和感を感じません!さぁ、ケーブルの煩わしさから解放されましょう✌️https://t.co/3YdDYmKtGh pic.twitter.com/XTkxy57qNZ
— 島村楽器 ららぽーと横浜店 (@shima_lyokohama) June 11, 2023
ヤマハのワイヤレスヘッドホンYH-WL500に関する評価を低遅延性と音質の両面からまとめます。
ユーザーはYH-WL500の独自ワイヤレス接続時の低遅延性について大半が肯定的な意見を述べています。レビューでは、実際の楽器演奏時に遅延がほとんど感じられないと述べる人や、遅延が非常に少ないと感じる人が多くいました。楽器の演奏という高精度のタイミングが求められる場面での使用に適していると評価されています。
一方、ユーザーはYH-WL500の音質について賛否両論の意見があります。一部のユーザーは、YH-WL500の音質はバランスがよく、楽器の練習用として適していると評価しています。
ただし、その一方で、中高域の強さを感じるなど、楽器演奏に適していないと感じる人もいました。半開放型構造自体を疑問視する人もいます。音漏れしては困る環境には向いていないでしょう。いずれにしても、音質については試聴が重要になるかもしれません。
YH-WL500の使い勝手などの評価については、楽器演奏に対応できるワイヤレスヘッドホンという、現在唯一無二の存在感が重要なポイントとなっています。
つまり、コードの煩わしさから解放されての遅延のない楽器演奏はやはり画期的ということです。
一方、せっかくの低遅延ワイヤレスですが、音が途切れることがあるという指摘が複数ユーザーからあります。接続する楽器や環境にもよるのでしょうが、このような途切れが容易に起きるのであれば、メーカーには対策や設計の再考・再検討が必要かもしれません。
総合的に見ると、YH-WL500は低遅延性に優れており、特に楽器の演奏などで正確なタイミングが求められる場面での使用に適していると評価されています。一方で、音質に関しては個人の好みや他のヘッドホンとの比較によって評価が分かれています。使用目的や音楽の好みに合わせて選ぶことが重要です。