協和ハーモネットは、自社オーディオブランドであるZERO AUDIOの完全ワイヤレスイヤホン「TWZ-1000X」を、同社直販サイトにて12月1日から発売。
通常価格は7,980円(税込)ですが、12月25日までの期間限定で5,980円(同)にて販売しています。また、従来モデル「TWZ-1000」を下取りに出すことで、さらに10%割引価格で購入できる買替えキャンペーンも実施しています。
従来モデル「TWZ-1000」(2019年1月発売。現在の実売価格税込み9,800円程度)の後継機。ZERO AUDIOの10周年を記念したモデルという位置づけも与えられています。
ZERO AUDIOは高音質志向のイヤホンを多数リリースしているブランドであり、「TWZ-1000」も高音質な完全ワイヤレスイヤホンとしてかなり高い評価を受けた名機と言える存在であるだけに、「TWZ-1000」と「TWZ-1000X」を比較して何が違うのかは大いに注目されるところです。
どうやら、イヤホン自体は同一で、おもに充電ケース関係の使い勝手を大幅に改善したのが違いのようです。
それだけ、「TWZ-1000」のイヤホン本体の音質や完成度にメーカーは自信を持っているということなのでしょう。
では、充電ケースの何が変わったのか。従来機「TWZ-1000」のユーザーから「充電がはじまりにくい」との指摘が多く寄せられたという結果をフィードバックし、ケースの収納/充電構造を大きく改善。イヤホン本体/ケースの双方に固定用ネオジムマグネットを追加し、さらにケースのコンタクトピンを改良。収納時の充電状態を安定させたとしています。
また、携帯しているバッグやポケットの中で充電ケースが開いてしまい、ユーザーが知らないうちにペアリングが行われてしまうトラブルも起こっていたようで、カラビナ付シリコンケースを付属。さらに、2重の「ダブルプロテクト構造」により衝撃を吸収するほか、内側のエンボス加工によって、逆さにしても本体ケースが脱落しにくくなったそうです。
そもそも、「TWZ-1000」は発売時の税込み実売価格が1.8万円程度からスタートしており、その価格としても当時は高音質なイヤホンと言われていました。その後も大手も含めて高音質志向のモデルも出てきましたが、その都度、本機の実売価格を下げる形で応戦?し続け、価格に対する音質的なコスパの高さを武器に、現在も販売されています。非常に入れ替わりの激しい完全ワイヤレスイヤホンで約2年間の販売をやり切ったというのはもはやロングセラーの域。
それが、今度はさらに価格を下げ、しかも使い勝手を改善して、事実上の値下げしての再投入。本機にかけるメーカーの意気込みは相当なようです。
「TWZ-1000X」のイヤホンとしての内容は「TWZ-1000」と同様です。SoCにはクアルコムの「QCC3026」を採用。これにより、対応コーデックは、SBC、AAC、aptX、Bluetoothはver.5.0で、対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPと過不足のない基本内容。
対応端末との接続時には、左右の本体が個別にデバイスと接続することで、繋がりやすさを向上させることができる「Qualcomm TrueWireless Stereo Plus(TWS+)」にも対応。これは送信側もTWS+に対応していることが求められる機能。最近は送信側の対応い縛られない左右独立伝送機能を搭載したモデルが増えているので、この点は最新の動向からすると約2年前の機器という古さを感じさせます。
接続安定性の確保については、LDSアンテナの採用により、音の途切れを防いでいます。
ドライバーユニットにはグラフェンコーティング振動板を採用。有線イヤホンで培ったノウハウにより、オーソドックスな高音質を志向したサウンドに仕上げられています。
デザインはフィット感を追求したエルゴノミクスデザインに加え、4種類のシリコンカバー、3種類のシリコンイヤーピースが付属。装着性の追求にもかなりの幅で対応できます。
筐体にはZEROをイメージした0型のLEDが配置され、コバルトブルーに発光。このイヤホン本体の発光は嫌う人もいるので、現物での確認や評判を良くチェックしたほうがよさそうです。「TWZ-1000X」でもこの機能をメーカーは強くアピールしていますが、メーカーとしては気に入っている機能のようです。
イヤホン部の質量は約6.0g。イヤホン部はIPX5防水に対応。充電ケースはIPX3相当の防雨仕様。
連続再生時間は最大約7時間で、充電ケースを組み合わせることで最大28時間の再生が可能。充電時間は、イヤホン部が約1.5時間、充電ケースは約1.5時間。
ファームウェアアップデートが可能な専用アプリも用意されています。
「TWZ-1000X」自体、発売されたばかりですが、それでも早速、購入者などによる感想がツイッターなどに上がっています。やはり音質面では優秀なようで、この価格でこの品位、というのも大きなポイントのようです。
「TWZ-1000」の高評価や価格推移についても知っているようなイヤホン愛好家でも、この特別価格に驚く向きも見られます。
ゼロオーディオ ZEROAUDIO.jp@ZERO_AUDIO 本日、ZERO AUDIO 10周年を記念して改良モデルTWZ-1000【X】SPEC をリリースしました。専用のシリコン製ケースももれなくプレゼントします。
※シリコンケースは単品でも販売を開始しました。
▼くわしくは… https://t.co/x4zNKNE99P
TWZ-1000Xが6000円でおつりくるとか聞いてひっくり返った
ZERO AUDIO TWZ-1000X 期間限定5,980円
昔はVGP常連だったけどゲフンゲフンしなくなったからか名前載らなくなったね~
∩ ∩
( ・(ェ)・) 昨日発売の改良モデル
_(__つ… https://t.co/eC9e7G0wJU
TWZ-1000X キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! https://t.co/MGgrMnEj40
ゼロオーディオは最高。TWZ-1000Xは救済。
TWZ-1000Xがやってきたので簡易的な感想
いきなりケースのバッテリー残量が0でびっくりした?
とりあえず充電後は問題なく充電可能
音は前の世代と同じ傾向?
本機の絶対的な音質やサウンド傾向については、従来機の「TWZ-1000」のレビュー・感想も参考になるでしょう。イヤホン自体は同じようですから。ただ、個々のレビューについてはその時々の価格やライバル機との比較といった、今から見ると同じではない条件でのものであることにも注意してください。どうしてもイヤホンの音質評価は販売価格とのバランスも大きく影響しますから。
全体的にはドンシャリや重低音重視ではない本質的に高音質な音作りのようで、音場、定位、解像度、音色、迫力、といった、音質を評価し、楽しむために重要な要素が完全ワイヤレスイヤホンとしては高い次元でバランスしている優れたイヤホンのようです。
「TWZ-1000」については、発売後のファームウェアのアップデートなどでいろいろと大変だったというユーザーの声もありますが、「TWZ-1000X」は「TWZ-1000」においてすでに行われたアップデートは適用済みで発売されますから、最初から機能・動作もろもろ安定感と完成度の高い状態で発売できるでしょう。
「TWZ-1000」の接続安定性については、環境によっては不満の出るユーザーもいたようですので、この部分での改善がないというのであれば、「TWZ-1000」ユーザーのレビューを良く参考にしたほうがいいかもしれません(完全ワイヤレスイヤホン+ZERO AUDIO)。