Sonosのスマートスピーカー新モデル「Era 300」
Sonosのスマートスピーカー「Era 300」が2023年3月29日に発売されました。価格は税込み69,800円。
Sonosのスマートスピーカーでは初の、Dolby Atmos対応による空間オーディオが再生可能なモデルであることが大きな特徴。外形寸法は260×185×160mm(幅×奥行き×高さ)、重さは4.47kg。カラーはブラックとホワイト。バッテリー非搭載のAC電源専用モデル。
Sonosアプリからの空間オーディオ再生はAmazon Musicで可能。発売日である3月28日(アメリカ本国時間)より、Apple Musicでの空間オーディオ再生にも対応する予定となっています。360 Reality Audioなど、Dolby Atmos以外の空間オーディオフォーマットへの対応については、Sonosによればアップデートで対応することはできるとしていますが、具体的な対応の有無は未定となっています。
前面にミッドトゥイーター1つ、両サイドにミッドトゥイーターとウーファーを各1つずつ、そして天面にハイト用トゥイーター1つと計6つのスピーカーを搭載。6つのクラスDデジタルアンプを搭載。
独自設計のウェーブガイドを採用するなど、空間オーディオ再生に必要な立体感のある再生を一体型スピーカーで実現するための設計を入念に施しています。上向きのツイーターが、Dolby Atmosコンテンツのイネーブルドスピーカーとして、天井の反射を利用し、立体的なサウンドを再生します。
部屋の音響特性を測定し、最適な補正を行う、Sonosのスピーカーではおなじみの「Trueplay」機能にも対応。本体マイクを使った簡易的な補正にも対応。
「Trueplay」機能はこれまでiOSデバイスでのみ利用可能でしたが、本機ではAndroid端末でも利用できるようになり、汎用性が高まっています。
なお、スマホのマイクを使う高精度な補正「アドバンスドチューニング」機能はiOS端末でのみ使用できることに留意してください。
従来のSonos製品と同様、本製品2機を同社サウンドバーと連携してワイヤレスサラウンドシステムを構築可能。
たとえば、「Arc」「Beam」といったDolby Atmos対応サウンドバーと組み合わせると、Era 300がサイド/リア/リアハイトを受け持って、最大7.2.4chシステム(Arc×1、Sub×2、Era 300×2)を構築できます。
Bluetoothに加え、Wi-Fi 6、AUX入力など豊富な入力に対応(別売りのSonosライン入力アダプター、Sonosコンボアダプターを使うことで有線AUX対応可能)、有線接続も可能。BluetoothやWi-Fi、Apple AirPlay 2経由で、音楽をストリーミング再生できます。
Sonosアプリ、Apple AirPlay 2、Bluetooth経由で音楽再生を操作可能。音声アシスタント・コントロールではAmazon AlexaとSonos Voice Control(日本語非対応)を利用できます。
Sonosの「Trueplay」機能とは?
Sonosの「Trueplay」は、スマートフォンのマイクを使用して、特定の部屋や環境に合わせてSonosスピーカーの音質を最適化するための自動調整機能です。
Trueplayは、Sonosスピーカーとスマートフォンを同じWi-Fiネットワークに接続し、専用のTrueplayアプリを使用して実行されます。アプリが音を再生すると、スマートフォンのマイクが使用され、周囲の音や部屋の反響などの情報が収集されます。この情報を基に、TrueplayはSonosスピーカーの音質を自動的に調整し、最適な音質を実現します。
Trueplayは、特に、部屋の形状や家具の配置、壁や床の素材などが異なる場合に、より良い音質を実現するために役立ちます。ただし、TrueplayはSonosの一部のスピーカーにのみ対応しており、iOSデバイスでのみ使用可能です。
総じて、Trueplayは、Sonosスピーカーの音質を最適化するための便利な機能であり、部屋の環境に合わせた最高の音質を実現するために役立ちます。
Sonos Era 300 レビュー(ツイッターから)
@sanryugekiga 前にArc、後ろにEra 300 x 2の構成にサブウーファーを入れると、かなりいい感じになります。7.1.4相当ですね。正直、この構成を聴いてしまうと、本格的なAVサウンドシステムに投資をするのがバカらしくなるんじゃないかと懸念してます
ERA300試聴したところ「悪く無いが、これに70k出すか?」となると結構考える。
明日Era300見たら勢いで買いそうで怖いな
Sonos era300 買おうかと思ったけど、1ドル155円換算は ちょっとなぁ
(この為に?)急遽今日勢いで買ったSonos ERA300でずっと聞いてたんですが、こんな感じです。1発だけでここまで簡単に出すの結構すげーなー。空間系の鳴らし方で臨場感ある: https://t.co/W1pBrjoxVU
ERA300で聴く宇多田ヒカルヤバい。バカ整う。
SonosのEra300、国内発売されてすぐに楽天でポイントアップのセールだったようで、覗いてみたけどもう品切れでした。
HomePod(2世代)よりは、こっちの方が特に汎用性が良さそうなので、お金貯めて買おうかな。
使い道は寝室テレビ用です。とりま一本で。
Sonos Era 300 レビューサイト情報
Sonos Era 300 各種レビューから読み取れる傾向
各種レビューから、以下のような傾向が読み取れます。
Sonos Era 300は、シンプルに音質が非常に優れていると評価されています。特に、空間オーディオとDolby Atmosサウンドの双方による立体的なサウンド表現において、非常に高い評価を受けています。サラウンド再生が可能な一体型スピーカーとしては比較的小型であることを考えれば、これは驚異的と言えましょう。
映画ソース向けのDolby Atmosだけでなく、純音楽用のサラウンドである空間オーディオのスピーカーとしても優秀なことは、意外と機能的な競合機も少ないだけに注目です。
スピーカー本体は比較的コンパクトでスタイリッシュなデザインであり、インテリアに馴染みやすいという評価もあります。
Sonos Era 300は、Sonosのオーディオエコシステムとシームレスに連携するため、既存のSonos製品を所有しているユーザーにとっては非常に使いやすいと評価されています。これも既存のSososスピーカーの利点を継承していますが、本機がワイヤレスのDolby Atmos用のリアスピーカー兼イネーブルドスピーカーとしても使えるのは、本格的なサラウンドシステムをスマートかつスタイリッシュに揃えたい向きには福音と言えるでしょう。
弱点というか、気になる点もあります。
音声アシスタントではAmazon AlexaとSonos Voice Control(日本語非対応)を利用できますが、Google Assistantは非対応なことを残念に思う向きはあるでしょう。
Sonos Era 300の価格は比較的高く、同様の機能を備えた他のスマートスピーカーよりも高価であると思う人もいるかもしれません。
BluetoothはLDACなどのハイレゾコーデックには対応していません。それどころか、aptX系には全く対応していません。発売時点ではSBCとAACのみです。
また、Wi-Fi、Apple AirPlay 2といったネットワークオーディオ再生系を持っていますが、どうやらハイレゾ再生には対応していないようです。Apple MusicとAmazon Musicといった大手の音楽ストリーミングサービスが24bit/96kHzといったハイレゾ規格に対応し、加入者も多いことからすると残念です。
スピーカーとしての音質も概ね好評ですが、辛口評論になりやすい2ch(5ch)では、日本の狭い部屋ではオーバースペックかも、音楽再生用としてはFiveのほうが好ましかった、という意見もみられました。音楽用としては音の情報量はほどほどといったところのようです。やはり、サラウンドを楽しむのがメインの機種のようです。
いくつか気になる点もありますが、360 Reality Audioにアップデート対応できるとしているなど、アップデートで機能を増強できる余地はあるようなので、今後のアップデートにも期待したいところです。
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