Amulech(アムレック)はフルバランス出力に対応したヘッドホンアンプ「AL-BHP01」を、12月19日に発売。価格は45,000円。外形寸法は144×127×53mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約670g。
4.4mm、5極のフルバランスと、6.3mm、3極のアンバランス接続に対応したヘッドホンアンプ。最大出力は、バランス接続時で260mW+260mW(32Ω)。アンバランス接続時はローインピーダンス設定で最大240mW+240m(32Ω)、ハイインピーダンス設定で最大350mW+350mW(600Ω)。
バランス接続のヘッドホンアンプICにはTI製「TPA6130A2」をBTL構成で左右各1基ずつ搭載。完全分離フルバランス構成。電子ボリューム制御により左右のギャングエラーも排除。「OCL(アウトプット・コンデンサ・レス)」設計。
標準接続のヘッドホンアンプICはTI製「TPA6120A2」で、ハイインピーダンス(200~600Ω)のヘッドホンも駆動可能。音量調整用の電子ボリュームもTI製「PGA2311」デュアル構成。入力から左右を完全分離したモノラルデュアルタイプ。バランス接続とアンバランス接続は、個別に音量調整が可能。アナログ出力ドライバはTI製「DRV603」デュアル。
入出力はステレオRCAコネクタ(-6db~+3db)を各2系統。アナログ入力はスルー出力。
コスパの高いDACやアンプで一部では極めて評価の高いメーカーだったラステームを継いだアムレック。アムレックになっても高い評価を維持していましたが(設計者は同じ)、このところ新製品がなかなか出ず、ブランドは大丈夫なのかとさえ思っていましたが、この新製品でひとまず安心なようです。
本機と合わせるDACはAL-38432DR、プリメインアンプはAL-602Hが推奨組み合わせとなりましょう。