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Astell&Kern PATHFINDER レビュー・音質情報

イヤホン

Astell&KernとCampfire Audioのコラボイヤホン第2弾「PATHFINDER」

アユートは、同社が取り扱うAstell&Kernと米イヤホンブランド・Campfire AudioのコラボレーションIEM(ユニバーサルイヤホン)「PATHFINDER」を、2022年7月16日に発売しました。価格は319,980円(税込)。

昨年発売された「AK SOLARIS X」に続く、Astell&KernとCampfire AudioのコラボIEM第2弾で、「The Hybrid IEM Redefined」(ハイブリッドIEMの再定義)をスローガンに、より広い周波数帯域とリアルな再現性、優れた帯域バランスを目指したというモデル。

中低域/低域には10mm径デュアルダイナミック型、高域にはデュアルBA型、そして中域にはKnowles社の “世界初” を謳うデュアルダイヤフラムBA型を搭載した、低域2DD/中域1BA/高域2BAの5ドライバー構成を採用。

世界初という「デュアルチャンバー・ドライバー・テクノロジー」を採用

世界初という「デュアルチャンバー・ドライバー・テクノロジー」を採用しているのも特徴。本機で初めて採用されたという、2つの音響チャンバーとそれぞれに個別の振動板を配置して、それらを1つのコイルで動作させる新しい構造を採用したKnowles社のデュアルダイヤフラムBAドライバーを中域に使用。

アコースティックチャンバーには、Campfire Audioの最新技術「Radial Venting Technology」を初採用。これにより、不必要な音圧や低域の誇張・膨らみを増幅せず、より速くパワフルな低域レスポンスを作り出すとしています。

シェルにはCNC加工アルミニウム、フェイスプレートにあたるインレイやノズルにはステンレス素材を使用し、品位感を高めています。これらの素材は耐久性を高めることに加え、不要な振動を抑えてノイズを低減し、さらに確実な装着感で快適なオーディオ環境を提供するとしています。

「マウンテンピーク」デザインを採用した外観デザインも個性的

原音の純粋さを「光と影」で表現するAstell&Kernのデザイン哲学と、自然への畏怖を表現するCampfire Audioのデザイン哲学を融合したという「マウンテンピーク」デザインを採用した外観デザインも個性的。

本体のMMCXコネクターはベリリウム/銅製を採用。付属ケーブルはエナメル加工を施した銀メッキOFC導体を採用。端子別に2.5mm/3.5mm/4.4mmの3本を用意。

再生周波数特性は5Hz – 20kHzで、感度は94dB@1kHz(13.49mVrms)、インピーダンスは6.2Ω@1kHz、THDは1%以下。

パッケージにはケーブルに加え、シリコンタイプのイヤーピースとフォームタイプのCamprife Audio Marshmallowイヤーピースを3ペアずつ(S/M/L)、final Type-Eイヤーピースを5ペア(XS/S/M/L/XL)、キャリングケースなどを同梱。

Astell&Kern PATHFINDER レビューサイト情報

Astell&Kern PATHFINDER 【IRV-PATHFINDER】 レビュー一覧 / e☆イヤホン

Astell&Kern PATHFINDER レビュー(ツイッターから)

Astell&Kern PATHFINDER 各種レビューから読み取れる傾向・音質など

高額なイヤホンですが、ポータブルオーディオ業界では人気のある2つのメーカーによるコラボ製品ということもあって、価格を考えると結構な数の方が購入したようです。

基本的にはCampfire Audioのサウンド傾向を色濃く持っているようですが、そこにAK的な味付けもしっかり加わっているようです。全体的に解像度が高く、見通しのよい華やかなサウンド傾向のようです。

Campfire Audioの人気モデル・ANDOROMEDAやSorarisとも、PolarisやVEGAといったD型モデルとも異なるサウンドチューニングに仕上がっているようで、うまく差別化もできているようです。

接続方法(バランスかシングルエンドか)、使用ケーブル、駆動する機器によっても音質が変わるようで、いろいろと敏感なモデルのようです。また、感度が低いのも特徴で、このクラスのイヤホンということで、駆動する機器にも一定以上の力を要求しているようです。

やはり、フラットともモニターとも違う、趣味性の高い高級イヤホンと言えるようで、自分の好みやマッチする音楽ジャンル、組み合わせる機器などもよく考慮したうえで検討したい一台なのではないでしょうか。

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