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AVIOT TE-BD21j ハイブリッド構成TWSイヤホン!TE-BD21fと比較しての違いは?

完全ワイヤレスイヤホン

AVIOT TE-BD21j ハイブリッド・トリプルドライバー搭載完全ワイヤレスイヤホン

プレシードジャパンは、AVIOTブランドより、ハイブリッド・トリプルドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21j」を11月下旬から発売します。 価格は14,800円(税抜)。

2019年に発売された、世界初のハイブリッド・トリプルドライバー搭載した完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21f」(17,500円)の後継モデル。

今回、価格を引き下げながら、「完全ワイヤレスイヤホン最高レベルの音質を目指した」として、内部設計から見直すなどしてフルモデルチェンジを実行。さらなる高音質と高性能を実現しています。

「TE-BD21j」を「TE-BD21f」と比較しての違いも交えながらご紹介

では、「TE-BD21j」の内容や特徴を「TE-BD21f」と比較しての違いも交えながらご紹介します。

ハイブリッド・トリプルドライバーであること自体が大きな特徴

最初の方でも述べているように、引き続き、ハイブリッド・トリプルドライバーであること自体が大きな特徴です。

消費電力が大きく、回路構成も規模が大きくなるため、完全ワイヤレスイヤホンには向かないとされるのがダイナミック型とバランスド・アーマチュア型の両方のドライバーを使用したハイブリッド型構成。「TE-BD21f」では省電力化や小型設計の努力により、ダイナミック型1基とBA型2基という大がかりな構成で実現しました。

従来よりもわずかに小口径のD型ドライバーを使用

今回もこの基本構成を踏襲。「TE-BD21j」ダイナミックドライバーは、応答性を高めるため、あえて、「TE-BD21f」の9mm口径よりもわずかに径を小さくした8mm口径の振動板を新たに採用。振動板の素材は引き続き超軽量・高剛性PETチタンコンポジットを採用しています。

最近のイヤホンはダイナミック型の口径の大小で音質が決まるほど単純ではないので、この変更もむしろ音質を良くするのが目的と思われます。小口径ほど信号に対する反応は良い傾向があるので、従来よりもキレがよくスピード感のあるサウンドになっている可能性があります。

筐体内の各ドライバーの配置を改善

BAドライバーは、ダイナミックドライバーとのマッチングやクロスオーバー帯域での歪み感を減らすような設計を従来から採っています。エンジニアによる入念なリスニングテストや0.1dBオーダーという細かなチューニングも従来同様に行っていると謳っています。当然、別なモデルになりますから、また「TE-BD21j」専用にこれらの作業を行っています。

筐体内の各ドライバーの配置も音質に関わりますが、「TE-BD21j」ではイヤホンケース内に0.01mmオーダーの高精度で配置したとしています。ここまでの精度は「TE-BD21f」では謳っていなかったので、この点では進化と言えましょう。帯域間のより自然なつながりや、位相管理の向上などが期待される部分です。

筐体は従来同様に、ローレット部に無垢のジュラルミンから削り出し

筐体は従来同様に、ローレット部に無垢のジュラルミンから削り出したパーツを採用。以前から個性的かつスタイリッシュなデザインとして好評でした。この部分での継承はよかったのではないでしょうか?滑りにくく装着しやすい上、外来ノイズの侵入を防ぐ効果も期待できるという見た目だけでないメリットもポイントです。

本体は少し軽くなり、防水は少し弱く

本体重量は片側5.2g。「TE-BD21f」の5.4gから少し軽くなっています。本体の防水性はIPX4。「TE-BD21f」のIPX5からは少し弱くなっていますが、弱い雨程度までなら実用上は問題ないでしょう。

標準タイプとフォームタイプのイヤーピースをS/M/L各サイズ1ペアずつと、両方のイヤホンを繋ぐストラップも用意。「TE-BD21f」ではSpinFit社と共同開発した「CP355」イヤーピースを付属していましたが、今回は違うようです。

カラーはメタリックレッド、ブラック、シルバーの3色。「TE-BD21f」ではブラック、シルバー、バイオレットでした。

SoCチップは変更

Bleutoothイヤホンの音質と性能、機能を大きく左右するSoCチップは「TE-BD21f」ではクアルコム社の「QCC3020」を使用していました。今回、型番は不明ですがやはり同じクアルコム社の最新チップに変更になっています。実装している機能などから推測すると「QCC304xシリーズ」と思われます。

新たに「aptX Adaptive」コーデックもサポート

最新チップへの変更により、Bluetoothのバージョンは5.0から5.2にアップ。また、対応コーデックは従来からのSBC/AAC/aptXに加えて、新たに「aptX Adaptive」もサポート。電波の混雑具合や伝送データ量に応じてリアルタイムに転送ビットレートを可変し、音質と接続安定性を維持できるという最新コーデックです。「aptX Adaptive」受信に対応する完全ワイヤレスイヤホンはまだ少ないだけに、この点を重視する人にとっては大いに注目です。

左右同時接続を実現する新技術「Qualcomm TrueWireless Mirroring」を新搭載

左右同時接続を実現する新技術「Qualcomm TrueWireless Mirroring」も新搭載。「TE-BD21f」では同じクアルコムの「TrueWireless Stereo Plus」に対応していました。「TrueWireless Stereo Plus」よりも新しい分、「Qualcomm TrueWireless Mirroring」は接続安定性や使い勝手の向上は見込まれます。

マルチぺリング機能については4機種までの記憶。「TE-BD21f」では7機種でした。マルチポイントには対応していません。

従来よりもクリアな通話が可能

イヤホン本体に引き続き高感度MEMSマイクを搭載。さまざまなデバイスでのハンズフリー通話が可能です。「TE-BD21f」では対応を謳っていなかったQualcomm cVc8.0ノイズキャンセリング機能により、従来よりもクリアな通話が可能。また、新たに外音取り込み機能も搭載しています。

操作系は引き続きタッチ式。A2DP/HFP/HSP/AVRCPプロファイルに基づいた接続機器の各種操作が可能です。

バッテリー性能も向上

バッテリー持ちは本体のみで最大9時間と、「TE-BD21f」の最大7時間から向上。なお、コーデックがaptX系の場合、2-3割程度再生時間が短くなるという但し書きは従来同様です。

付属の充電ケースはスライド式ドアを採用した設計は同様ですが、素材がプラスチックの外装から、ジュラルミンの外装にグレードアップしています。充電端子は引き続きUSB-Cです(完全ワイヤレスイヤホン+AVIOT)。

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