中国のカイン(Cayin)が新製品発表を本国で行いました。
オーディオマザーボードを交換できるDAP・N6iiの新モデル「N6ii Titanium R2R Limited Edition」
$1899
と、「N6ii Titanium R2R Limited Edition」にも搭載されているオーディオマザーボード新モデル「R01」$619
の2つ。
本日の発表いかがでしたか。Cayinの新製品の発表はディスクリートR2R DAC搭載R01オーディオマザーボードでした!と同時にN6ii Titanium R2R Limited Editionとなります。R01マザーボードは通常… https://t.co/tdYvCV7epa
Cayin N6ii Titanium (with R01) 全世界600台限定
Cayin N6ii用 R-2R DACオーディオマザーボード &vquot;R01&vquot;
中国での発売は6月とか言ってたような… https://t.co/gN96wGHA2H
北米価格情報
Cayin N6ii Titanium Limited Edition:US$1899
Cayin R01 Audio Motherboard: US$619※どちらも今年6月上旬発売予定。
cayin n6Ⅱチタンか〜通常版より軽くなるならワンチャン…
でも限定でR2RマザボでN8より高くなるなら全然無理やけど。
大人しく通常版R01を行くにしてもいい値段しそうやな。
ゲン(DgE. Digi-gen Engineering)@type_g Cayin R01 内部ブロック図 https://t.co/9y39QuHiZb
ゲン(DgE. Digi-gen Engineering)@type_g Cayin R01のR-2Rラダー抵抗は驚きの許容差0.01%品ですが、DGEHPA-A02の差動アンプ部の抵抗は0.1%品を採用しています。
ゲン(DgE. Digi-gen Engineering)@type_g Cayin R01 3998元 17円 = 7万円弱、、、やっぱり高いね、、 https://t.co/83B21pta0v
Cayin N6ii-R2R 限定チタン版の値段は11,998元(約20.4万円)で、世界限定600台!
R01ボードの単体販売価格は3,998元(約6.8万円) https://t.co/dx8vIMPGFA
cayin R01 良かった単品販売あって
7万…なんとか…欲しい… https://t.co/kIId8Nshmw
「R01マザーボードは4.4mm/3.5mm POのみで、LO機能はありません」
https://t.co/c3PUGGFGio
「R01」最大の特徴は、マルチビット型DAC方式であるR-2Rラダー型のDA変換回路を、台湾に特注した抵抗を使用して作り上げたディスクリート回路で搭載していることです。
特注した抵抗の数に限りがあるため、「N6ii Titanium R2R Limited Edition」は600台限定、「R01」の初期ロットは350台という体制で販売開始されるそうです。
ただ、「R01」については限定生産とはしておらず、追加生産がありうるようです。つまり、特注の抵抗が今後入手できなくなるという話ではないようです。
なにしろ最近は旭化成の火事の影響でDACチップの供給不安が広がるとともに、実際に多くの旭化成製DACチップ搭載機の生産中止、別DACへの切り替えを余儀なくされていますから、DACチップやDA変換用部品の供給については敏感になります。コロナの影響によるという世界的な半導体供給不安もあるようですし。
R-2Rラダー型のDA変換回路はSACD登場以前のCDプレーヤーでは一般的でした。その後は急激に使われなくなったものの、なぜかこの2,3年で一部で復権しており、このところはHIFIMANのDAPなどでも採用されています。
R-2Rラダー型のDA変換回路を使うにしても既存のチップとしてはバーブラウンPCM1702やPCM1704あたりになりますが、これも今後の入手性に問題があるようで、「R01」のように抵抗を使用して自前でディスクリートで回路を組む場合も考えられます。音質的なメリットの追求の結果ということもありましょうし。
今回の「R01」の場合は、この内容でこの価格は安いという点でも驚きで、今後のポータブルオーディオ業界へどんな影響をもたらすのかも注目です。
国内での詳細発表も待たれます。
6月25日追記:国内発表されました。コペックジャパンは、「N6ii-Ti R-2R チタニウム・リミテッドエディション」と、オーディオマザーボード単品の「R01」を7月3日に発売。価格はN6ii-Ti R-2Rが237,930円、R01が77,770円。
R01のDAC回路は、最大32bit/384kHzまでのPCMとDSDに対応。すべてのデジタルオーディオ信号を24bit/768kHzのシリアルオーディオデータ信号のL/Rチャネルに変換するオーバーサンプリング補間フィルターも搭載。
ヘッドホン出力は4.4mmバランスと、3.5mmステレオミニのアンバランスを装備。