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Cayin R01とN6ii Titanium R2R Limited Editionを発表!

Cayin R01とN6ii Titanium R2R Limited Editionを発表!

中国のカイン(Cayin)が新製品発表を本国で行いました。

オーディオマザーボードを交換できるDAP・N6iiの新モデル「N6ii Titanium R2R Limited Edition」
$1899

と、「N6ii Titanium R2R Limited Edition」にも搭載されているオーディオマザーボード新モデル「R01」$619

の2つ。

最大の特徴はR-2Rラダー型のDA変換回路の採用

「R01」最大の特徴は、マルチビット型DAC方式であるR-2Rラダー型のDA変換回路を、台湾に特注した抵抗を使用して作り上げたディスクリート回路で搭載していることです。

特注した抵抗の数に限りがあるため、「N6ii Titanium R2R Limited Edition」は600台限定、「R01」の初期ロットは350台という体制で販売開始されるそうです。

ただ、「R01」については限定生産とはしておらず、追加生産がありうるようです。つまり、特注の抵抗が今後入手できなくなるという話ではないようです。

なにしろ最近は旭化成の火事の影響でDACチップの供給不安が広がるとともに、実際に多くの旭化成製DACチップ搭載機の生産中止、別DACへの切り替えを余儀なくされていますから、DACチップやDA変換用部品の供給については敏感になります。コロナの影響によるという世界的な半導体供給不安もあるようですし。

R-2Rラダー型のDA変換回路を採用した機器が増えています

R-2Rラダー型のDA変換回路はSACD登場以前のCDプレーヤーでは一般的でした。その後は急激に使われなくなったものの、なぜかこの2,3年で一部で復権しており、このところはHIFIMANのDAPなどでも採用されています。

R-2Rラダー型のDA変換回路を使うにしても既存のチップとしてはバーブラウンPCM1702やPCM1704あたりになりますが、これも今後の入手性に問題があるようで、「R01」のように抵抗を使用して自前でディスクリートで回路を組む場合も考えられます。音質的なメリットの追求の結果ということもありましょうし。

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この内容でこの価格は安いという点でも驚き

今回の「R01」の場合は、この内容でこの価格は安いという点でも驚きで、今後のポータブルオーディオ業界へどんな影響をもたらすのかも注目です。

国内での詳細発表も待たれます。

6月25日追記:国内発表されました

6月25日追記:国内発表されました。コペックジャパンは、「N6ii-Ti R-2R チタニウム・リミテッドエディション」と、オーディオマザーボード単品の「R01」を7月3日に発売。価格はN6ii-Ti R-2Rが237,930円、R01が77,770円。

R01のDAC回路は、最大32bit/384kHzまでのPCMとDSDに対応。すべてのデジタルオーディオ信号を24bit/768kHzのシリアルオーディオデータ信号のL/Rチャネルに変換するオーバーサンプリング補間フィルターも搭載。

ヘッドホン出力は4.4mmバランスと、3.5mmステレオミニのアンバランスを装備。

avgadgetken

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