タイムロードは、英CHORD Electronics製のモノラルパワーアンプ「Ultima 3」を12月に発売します。価格は380万円(ペア)。
同社の単品コンポのフラッグシップシリーズ「Reference Range」新製品として、SPM 1400 MKIIの後継機として投入されます。
コンパクトシリーズChoral Rangeの「Etude」で採用し、一方で最高峰パワーアンプのUltimaに搭載した最新設計のフィードフォワード回路を、フルサイズの筐体と強力な電源部を得てハイパワーなパワーアンプとして登場させました。
出力は480W(8Ω)、周波数応答は0.2Hz~46kHz(-1dB)、0.1Hz~200kHz(-3dB)、外形寸法は480×360×150mm(幅×奥行き×高さ)、重量は22.4kg。入力はRCAアンバランスとXLRバランス。
CHORDの持つ音色感や、スイッチング電源を使ったスピード感/トランジェントの高いサウンドが特徴のサウンドを持っているとしています。
精密なCNC加工された筐体は、航空機グレードのアルミニウムで作られており、28mm厚の前面パネルを備えています。 また、フロントパネルスイッチにより、照明を暗くすることができるので、ホームシアター用途にも適しています。おなじみのインテグラレッグシステムも搭載しています。
スイッチング電源に独自回路の恩恵か、これだけの大出力モノラルパワーアンプにしては、筐体は適度なサイズで、重量も常識的な範囲に収まっています。
コードは、近年はコンパクトなポータブル機やコンパクトコンポでユーザー層を拡大し、ブランドの認知度も高めていますが、やはり本来は、フルサイズの高級単品コンポがメイン。従来のコードブランドの愛好家にとってはうれしい新製品でしょうか。ポータブル機でコードを知った層には導入は難しい機種ではありましょうが(パワーアンプ+CHORD)。