Innocnは、DisplayHDR 400準拠の27型4K液晶モニター「27C1U-D」を2022年10月に発売。税込み価格は4.3万円程度。
3,840×2,160ドット表示対応の4K液晶ディスプレイで、DisplayHDR 400に準拠するほか、sRGB 100%/DCI-P3 98%の広色域、FreeSyncへの対応、ΔE<2の高色精度、400cd/平方mの高輝度パネル、USB Type-C 65W給電対応などが特徴。リフレッシュレートは60Hz。
そのほかの仕様は、パネルがIPS、表示色数が10億7,000万色(8bit+FRC)、輝度が400cd/平方m、コントラスト比が1,000:1、視野角が上下/左右ともに178度。
インターフェイスはDisplayPort 1.4、HDMI 2.0、USB Type-Cの3系統で、映像伝送および最大65WのUSB PDに対応を1基ずつ搭載。3.5mmステレオミニジャック音声出力。3W+3Wのスピーカーも搭載。
スタンドは左右45度のスイーベル、約127mmの昇降、前5度~後20度のチルト、90度のピボットも対応。重力センサーを内蔵し、自動回転をサポート。
2022年春に発売された「27C1U」(定価49,800円、実売4.4万円程度)から一部の機能・内容を省略したモデル。液晶パネルは同じもの(AUO製M270QAN06.0)で、USBハブ機能やKVM機能は省かれ、スピーカーの出力が下がった(5Wx2→3Wx2)、電源内蔵になった、簡易パッケージになったのが違い。
両機ともアマゾンで安く買えるクーポンが用意されることがあり、「27C1U」は3.7万円程度、「27C1U-D」は発売直後ながら3.6万円程度で購入可能。4Kモニターとしての画質面での性能は同等なので、使い方や好みで選べるのではないでしょうか。デフォルトで縦向け可能という特徴はどちらも同じです。
両機の違いを踏まえれば、おもに画質面での「27C1U-D」レビューとして、「27C1U」のレビューも大いに参考になるでしょう。