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JVC HA-XC91T ANC&aptX Adaptive対応TWSイヤホン HA-XC90T 比較・違いは?

イヤホン

JVC HA-XC91T 完全ワイヤレスイヤホン

JVCケンウッドは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能搭載完全ワイヤレスイヤホン「HA-XC91T」をJVCブランドから7月下旬より発売します。オープン価格で税込22,000円前後での実売が予想されます。

重低音重視の「XXシリーズ」初のANC搭載完全ワイヤレスイヤホン

“重低音&タフボディ”がコンセプトの「XX(XTREME XPLOSIVES)」シリーズの最上位モデル。シリーズではじめてANC機能を搭載

ANC用のマイク配置は、マイクをハウジングの外側に配置する「フィードフォワードマイク」と、ハウジングの内側に配置する「フィードバックマイク」の二つのマイクを採用したハイブリッド型。ANC効果の高さが見込める方式で、JVCブランドの完全ワイヤレスイヤホンとしてもはじめて採用。

また、これもJVCブランドの完全ワイヤレスイヤホンでは最大となる大口径12mmのドライバーユニットを採用。独立音響チャンバーをドライバーユニットの背面に設置し、回路とスピーカーユニットの干渉を減らして、高音質化を図っています。

また、独立音響チャンバーには、トルネード状にダクトを形成した「エクストリームトルネードダクト」を配置。振動板の動きを適切にコントロールし、キレのある重低音の実現を狙っています。「エクストリームディープバスポート」と組み合わせ重低音再生能力を高めています。

バッテリー性能は、本体のみでノイズキャンセリングON時に約11時間、同OFF時に約17時間の連続再生が可能。充電ケースを組み合わせると、ノイズキャンセリングON時に最大22時間、同OFF時に最大34時間の長時間再生を実現。

また、10分の充電でノイズキャンセリングOFF時に約1時間30分の再生が可能なクイック充電にも対応。加えて、充電ケースは昨年モデルの「HA-XC90T」と比較して小型・軽量化し、使いやすさの向上も図っています。

aptX Adaptive新対応もトピック

Bluetoothのバージョンは5.2で、コーデックはSBCに加えて、aptX Adaptive、aptX audio、AACにも新対応。また、Qualcomm cVcテクノロジーと高性能MEMSマイクの採用により、ノイズを抑えたクリアなハンズフリー通話ができるよう配慮しており、テレワーク時のリモート会議の通話などにも使用できるとアピール。

さらに、左右独立伝送によって音切れに強く、低遅延を実現するというQualcomm TrueWireless Mirroringに対応。また、Bluetooth Ver.5.2およびPower Class 1に対応するとともに高性能LDSアンテナを採用することでも、ワイヤレス接続の安定性を高めているとしています。

衝撃からイヤホンを守るラバープロテクターに加え、IP55相当の防水・防塵対応の「TRIPLE PROOF」タフボディを採用。また、イヤホン本体はタッチ操作に対応し、ワンタッチで音量を下げるとともにマイクで外音を取り込み、会話をしやすくするタッチ&トーク機能も搭載。

質量はイヤホン本体が片側約9gで、充電ケースが約59g。充電ケースのほか、イヤーピース(S/M/L)各2個と、充電用USB Type-Cケーブルが付属。

既存モデル「HA-XC90T」との比較・違い

ANC機能を搭載していなかった既存モデル「HA-XC90T」(現在の実売価格1.35万円程度)にANC機能を追加し、細部を改良したようなモデル。デザインも含め、イヤホン部分の基本内容は同様で、「XX」シリーズ伝統の強力な重低音が楽しめそうです。ラバープロテクターによる耐衝撃とIP55相当の防水・防塵の「TRIPLE PROOF」仕様も同様。

「HA-XC90T」にはなかったANC機能を追加しながら、「HA-XC91」の本体重量は「HA-XC90」の片側約10.3gから軽量化も果たしています。

対応コーデックも「HA-XC90T」ではSBC/AAC/aptXと従来型の内容で、aptX Adaptive、aptX audioに新対応した「HA-XC91T」の新しさは際立っています。Qualcomm TrueWireless Mirroringも「HA-XC91」で新対応です。タッチ&トーク機能は同様に搭載。

「HA-XC90T」では本体のみで約15時間、付属充電ケースとの併用で約45時間の音楽再生可能。「HA-XC91T」は本体のみで最大17時間と伸びている一方、充電ケースは小型化したため充電ケース併用時の再生時間は減っています。

「HA-XC90T」との比較では機能面での向上は明らか。また、ハイレゾ相当の伝送にも対応できるaptX Adaptiveに新たに対応したのも大きなポイントでしょう。環境が整えば、重低音とワイヤレスでのハイレゾ高音質を両立できます。

「HA-XC91T」音質についてはaptX Adaptive受信時は「HA-XC90T」では得られないほどの高音質が期待できるでしょう。従来のコーデック時の音質は向上しているのかも興味深いところです。

今後のJVCブランドの完全ワイヤレスイヤホンの新モデルにも期待

「HA-XC90T」は、JVCブランドの完全ワイヤレスイヤホンとしてはじめてハイブリッド方式のANC機能を搭載したのがトピックで、aptX Adaptive対応ともども、今後のJVCブランドの完全ワイヤレスイヤホンの新モデルにも期待がかかる内容となっています。

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