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Noble Audio Fokus PRO レビュー・音質情報など

イヤホン

Noble Audio Fokus PRO 音質重視設計を突き詰めた完全ワイヤレスイヤホン

音質重視設計を突き詰めたという話題の完全ワイヤレスイヤホン・Noble Audio(ノーブルオーディオ)の「FoKus PRO」が12月17日に国内発売されました。オープン価格で税込みの実売価格は約5.5万円程度。

1BA+1DD構成のハイブリッド型

BAドライバーの特許を持つKnowles社の協力を得て、Knowles製BAドライバー2基を中高域用に採用。加えて、低域用には、「FALCON PRO」を上回るサイズとなった8.2mm径マグネシウム・アルミニウム合金製ドライバーを搭載。1BA+1DD構成のハイブリッド型を採用。

ジョン・モールトン氏による音質チューニング

Noble Audioの高級有線イヤホンのように、ブランド代表で”Wizard”とも称される、ジョン・モールトン氏による音質チューニングがポイント。3Dプリンターで設計されたイヤーシェルも特徴。

aptX Adaptive(24bit/48kHz)に対応

近作のFALCON 2、FALCON PROに続いてaptX Adaptiveに対応。送信側が対応していれば、ハイレゾ相当の伝送で音楽が楽しめます。なお、現在、aptX Adaptiveの受信性能は24bit/48kHzバージョンと、より新しい24bit/96kHzバージョンがありますが、本機は従来型の24bit/48kHzバージョンです。

そのほかSBC、AACコーデックに対応。左右独立伝送方式の一種であるTrueWireless Mirroringにも対応しています。Bluetoothチップはクアルコム製「QCC3040」を採用しています。

国内向けモデルのみBluetoothの電波出力を強化した特別版

国内で発売されるモデルはBluetoothの電波出力を強化した特別モデルとなっており、通勤や通学、混雑している駅のホームなどでも快適に使用できるというのも売りとなっています。

聴力測定機能による自動チューニング機能搭載

「FoKus PRO」専用アプリに対応。音楽の再生・停止といったタップ操作のカスタマイズ、音楽ジャンルに合わせてプリセットされたEQなどを利用できます。さらに、ユーザーの可聴域を測定し、その分析結果に基づいて「FoKus PRO」の特性を自動でチューニングする聴力測定機能も搭載。いわゆるキャリブレーション機能であり、自分でイコライザーを操作しなくても、自動で個人の耳に合わせてメーカーが想定するサウンドに調整してくれます。

フル充電時のイヤホン単体での連続再生時間は7.5時間連続再生(音量50%)、付属の充電ケース連続使用回数(本体充電)が3~4回。

付属品は、ポーチ、イヤーピース(ノーマル:S/M/L、ダブルフランジ:XS/S/M)、充電用USBケーブルなど。

ANCや防水も外して音質に全振り

完全ワイヤレスイヤホンとしては高価格な税込み5.5万円。この価格にして、アクティブノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能、さらに防水にも非対応という思い切った潔い仕様。すべてのコストを音質に振り向けるという意図であり、防水を外したのも、イヤホンを防水設計にすると音質が悪化するのを避けるのは難しいという判断からとのこと。

Noble Audio Fokus PRO 試聴レビュー(ツイッター)

Noble Audio Fokus PRO 購入者レビュー(ツイッター)

Noble Audio Fokus PRO 各種レビューから読み取れる傾向

音質は絶賛調が多いも

発売前の試聴機展示の時点から、完全ワイヤレスイヤホン愛好家をはじめ、ポータブルオーディオ愛好家の間で大きな話題になっていました。そのため、発売前からの試聴レビュー、発売後の購入者のレビュー・感想のどちらもかなりの数、ツイッターに上がっています。発売直後だといわゆるエージングが不足しているおそれもあることを考慮してレビューを見たほうがいいかもしれません。

発売前後のツイッターでのレビューを見ると、本機の音質に対して、まさに完全ワイヤレスイヤホン史上最高峰のひとつというように、絶賛する向きもかなりあります。

音質への評価では、オーディオ的項目がどうとかだけでなく、音のリアリティーが高いようなイメージが印象的です。レンジ感、音の情報量については完全ワイヤレスとしては申し分ないレベルのようです。ホワイトノイズもないようです。

音質的な特徴として、いわゆるフラットではないようです。多くの人が低音がしっかり感じられるとしており、やや低音強調気味のようです。

高音についてもシャープな切れ込みのある傾向のようで、ともするとドンシャリ的な面もあるのかもしれません。

一方で、総合的な臨場感や音の質感、立体感、空間表現力の高さも備えているので、いわゆるドンシャリという一言で片づけられないほどの実力はあるような感じです。

ただ、本機の音質を、思っていたのと違う、期待ほどではない、好みと違うなど否定的に捉える人もそこそこいて、このあたりは価格の高さも関係しているのかもしれません。同価格帯の有線イヤホンに匹敵する、というところまではいっていないのでしょう。

使い勝手面では

使い勝手面では、ケースからイヤホンが取り出しにくいことに苦言を呈しているユーザーが何人もいて、これはメーカーが自作を出すなら改善が必要そうです。

イヤーピースが付属品だとうまくフィットしないという人もいて、これももう少し付属イヤーピースのバリエーションを多くしていればよかったのかもしれません。

国内版は接続安定性の高さを謳っていますが、これも異論のあるユーザーがいて、環境によってそれほど接続が良くない場合があるのだとしたら、価格や音質という領域とは異なる問題だと思われます。

総じて

総じて、誰にでもすすめられる完全ワイヤレスというほどではないものの、実際に音を聴いて、使用感や接続も含めて、価格との兼ね合いも入れて納得できるのであれば、十分にアリなアイテムと言えそうです。

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