鑫三海(しんさんかい)株式会社は、Makuakeにて、NOKIAブランドのハイブリッド型完全ワイヤレスイヤホン「NOKIA P3600」の先行販売を開始しました。通常価格12,980円(税込)で、Makuakeでは数量限定割引/複数購入割引が用意されています。先行販売期間は7月19日までで、製品発送は9月頃を予定しています。
NOKIAブランドのイヤホン/モバイルアクセサリーのライセンスを受け、中国RichGo Technologyが展開している完全ワイヤレスイヤホンの第3弾とのこと。
第1弾「E3500」の完全ワイヤレスイヤホンの入門機、第2弾の「P3802A」のアクティブノイズキャンセリング搭載の利便性といった特徴に続いて、「P3600」では、“音の良さ”を追求したとしています。
イヤホン部には8mmダイナミックドライバーとKnowles社製BAドライバーのハイブリッド構成を採用。1BA+1DD構成となっています。
BluetoothチップにはクアルコムのQCC3040を採用。これにより、コーデックはハイレゾ相当伝送にも対応のaptX AdaptiveとSBCをサポートし、接続元機器を問わない左右同時接続技術のTrueWireless Mirroringに対応。
タッチ操作に対応する他、マイクを通して周囲の音を取り込める外音取り込みモード、Bluetooth接続の遅延を抑えるゲームモード、片耳モード、IPX4防水といった豊富な機能・性能を装備。アクティブノイズキャンセリング機能は搭載しません。
イヤホン単体で約6時間、ケースでの充電を含め約24時間の連続使用が可能。
充電ケースは、NOKIAが2005年に発売した高級携帯電話「NOKIA 8800」からインスピレーションを受け、光沢あるステンレス仕上げを採用。NOKIAらしい外観の雰囲気と意匠と言えるでしょう。
完全ワイヤレスイヤホン第2弾の「P3802A」は国内で2月に同じくMakuakeにて8千円程度で限定発売されました。内容にしては安い印象と思われましたが、外観やスペックなどからCoumiの「ANC-860」をベースにしたOEM品と思われ、そうなると、いわゆる格安の中華イヤホンのOEM品ということで、微妙な感じでした。
ただ、今回の「P3600」もどこかのOEM品(本体はMpow M7に似ていると指摘されています。ケースは全然違いますが)にしても、内容・スペックは悪くはなく、デザイン性やカラーリングも考慮すると十分に検討に値する印象です。
ただ、これまでのNOKIAブランドの完全ワイヤレスイヤホンはMakuake以外では簡単に購入できず、メーカーも国内で手広く売る気があまりないようなのは残念です。