Oriolus(オリオラス)はポータブルオーディオプレーヤー、Oriolus DPS-L2を海外で発表。価格は2199ドル。全世界999台の限定発売としています。
DPS-L2はESSテクノロジー製ES9038PRO DACチップを採用し、4.4mmヘッドホン・バランス接続にも対応するなど、最新のハイクラスDAPとしての内容を備えています。
しかし、DPS-L2の最大の特徴はその外観。見ればわかる人はわかると思いますが、初代ウォークマン・TPS-L2を模したデザインとなっています。型番もかなり近いですね。知っている人からすればレトロなデザインです。もちろん、カセットテープは使えませんが、あたかもカセットテープを出し入れするがごとくの開閉式パネルも搭載。パネルの表面にはカセットテープを内部に装着しているように見えるデザインまで丁寧に再現?されています。今時、実用面ではありえない押し込み方式の操作ボタンも再現しています。
オリジナルTPS-L2は2人で音楽を同時に楽しめるようにと、3.5mmステレオミニ・ヘッドホン出力が2系統装備されていたのも特徴でした。DPS-L2ではそこも再現。実用上の意味はあまりないかもしれませんが、一種のコレクターズアイテムとしてはこれも面白い装備でしょう。
初期のウォークマンのデザインにインスパイアされたDAPという企画は、当のソニー自身がウォークマン40周年記念としてNW-A100TPSというモデルで同じTPS-L2をベースに実施済み。その点では新味のない企画と言えなくもないでしょうか。
どうせなら、本体が大きくなっても本物のカセットテープも再生できるなどまで突き抜けてくれれば面白かったかもしれません。
最大32bit/384kHzのPCMと最大DSD256のDSDをネイティブにサポート。4.4mm径バランス端子搭載。2.4インチの高解像度IPSディスプレイ搭載。HiBy Link対応。USB-DAC機能、Bluetooth対応など、この価格に相応しい最新DAPとしての内容もしっかり搭載。
Oriolusは日本のメーカーなのですから、日本国内発売もお願いしたいところです(DAP+Oriolus)。
7月2日に国内発表されました。7月16日に税込み242,000円で発売されます。全世界999台の限定販売で、一台ごとにシリアルナンバーが入ります。