パナソニックは2022年8月22日、9月1日以降に一部のUHD BD/BDプレーヤーやプライベートビエラ(ポータブルTV)、ワイヤレススピーカーなどを約2~33%値上げすると発表しました。
9月1日以降に価格改定を実施するAV製品は以下の通り。
UHD BDプレーヤー「DP-UB45」
BDプレーヤー「DMP-BD90」
BDプレーヤー「DMP-BDT180」
ポータブルTV「UN-15LD11」
ポータブルTV「UN-15L11」
ポータブルTV「UN-10L11」
ポータブルTV「UN-10E11」
ポータブルTV「UN-19FB10H」
ポータブルTV「UN-19F11」
ラジオ「RF-TJ20」
ラジオ「R-2255」
ラジオ「RF-2450」
ワイヤレススピーカー「SC-MC30」
ワイヤレススピーカー「SC-WN10」
なお10月以降に価格改定を実施する製品に関しては、順次公開する予定としており、値上げはこれだけでは終わらないようです。
DP-UB45は値上げ前の時点の税込み実売価格が約2万円と、Ultra HD ブルーレイ再生対応ブルーレイディスクプレーヤーとしては手ごろなことが大きな魅力でした。
安価なUHD BDプレーヤーとしてはほかに、LGエレクトロニクス UBK80が実売約1.3万円、同じくLGのUBK90が約2.15万円、SONY UBP-X700が約2.7万円といったところで、3万円以下ではDP-UB45を入れて4モデルくらいしかないのが実情です。
安さならLGでしょうが、国内メーカーで安いとなればDP-UB45が従来は最も注目されるべきモデルとなります。
ただでさえ、UHD BDは普及しておらず、国内メーカーの最廉価UHD BDプレーヤーも値上がるとなれば、ますますUHD BD普及は難しくなりそうです。
いずれにしても、物理メディアによる映像機器は斜陽化の一途を辿っており、その逆の動きとしてのインターネットストリーミングによる4K配信の隆盛があるわけです。
今回の値上げの波はコロナや世界情勢の変化などが要因ですが、だからといって、これらの要因がなかったとしても、やはり、映像鑑賞の形態の変化の波を押しとどめることは難しかったことでしょう。
ディスクメディアの終焉は確実に近づいてきているようです。