Panasonic MZ2000 CES2023で発表 新フラッグシップ4K有機ELテレビ
パナソニックは米ラスベガスで開催される「CES 2023」にあわせて現地時間1月4日、4K有機ELテレビの新しいフラグシップモデル「MZ2000」を発表しました。55型、65型、77型の3サイズ展開としています。価格や発売日は未定。
フラッグシップ「VIERA LZ2000」に代わるモデル
従来のフラッグシップ「VIERA LZ2000」に代わるモデルと思われます。「LZ2000」からの進化点も交えながら、各種ニュースやメーカー発表をもとに「MZ2000」の内容・特徴をご紹介します。
カスタムモジュール「Master OLED Ultimate」を新たに搭載
マイクロレンズアレイを備えた最先端の有機ELパネルと、パナソニック独自の新しい多層熱管理構成を組み合わせたというカスタムモジュール「Master OLED Ultimate」を新たに搭載。
これにより「LZ2000」からピーク輝度150%、加えて平均輝度も向上し、輝度性能が大幅に強化されたとしています。また、新モジュールと「HCX Pro AIプロセッサー」を組み合わせることで、リアルなハイライトと正確な色を再現、ディテールの再現性も高まっているとしています。
ステファン・ソネンフェルド氏が画質チューニングに関与
「トップガン マーヴェリック」「アリー/スター誕生」「ワンダーウーマン」などハリウッドのヒット映画に多数関わったカラーリストであるステファン・ソネンフェルド氏が画質チューニングに関与しているのも新たなポイント。最新の高画質なハリウッド映画再生(UHD BDなど)での再生画質の向上が期待できます。
改良したフィルムメーカーモード(FILMMAKER MODE)
改良したフィルムメーカーモード(FILMMAKER MODE)も搭載。周囲の色温度を検出する仕組みを向上させ、様々な照明条件でも正確な画像を再現できるようになったとしています。
動画配信コンテンツに対しては、4Kリマスタ―アルゴリズムを適用。高画質に4Kアップコンバートできるようになっています。
Dolby Vision IQ、HDR10+ Adaptive、静止画用のHLG Photoなど、HDR規格の対応度合いは同じ。
ゲーミング機能も強化
ゲーミング機能としては、従来「LZ2000」の4K120fps入力、超低遅延、VRR、AMD Freesync Premium、NVIDIA G-SYNC対応などに加え、新しく「True Game Mode」を搭載。HDRトーンマッピングを改善することでゲームクリエイターのビジョンをより忠実に再現できるとしています。「True Game Mode」はCalMANブランドを展開するPortrait Display社のキャリブレーションソフトで調整することもできます。
Dolby Vision Gaming(60Hzのみ)にも対応。
サウンド面の向上点
サウンドは、Technics監修によるアレイスピーカーを引き続き搭載。「MZ2000」では、Bass Boosterアルゴリズムがアップグレード。低音の品位が高まっています。ゲームサウンドモードも新たに追加。RPGサウンドモード、FPSモードが選べます。
OSはmy Home Screen 8.0
OSとしては、my Home Screen 8.0を採用。各種動画サービスなどの利用が引き続き可能です。
「MZ200」は確実に「LZ2000」よりも高画質化していると思われます
「MZ200」は確実に「LZ2000」よりも高画質化していると思われます。ただ、円安や世界的なインフレなどもあり、国内発売されても「LZ2000」より結構高額になりそうなのは気がかりです。
まずは国内発表も待ちたいところです。
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