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Rhapsodio Infinity mk2 従来のInfinityと比較しての違いは?

イヤホン

Rhapsodioのイヤホン新フラグシップモデル「Infinity mk2」

宮地商会M.I.Dは、同社取り扱いブランドRhapsodioから、イヤホンの新フラグシップモデル「Infinity mk2」を発売します。オープン価格で実売価格は360,000円前後。

従来モデル「Infinity」(2017年発売。税込み実売価格33万円程度)の型番上は後継機。

従来機「Infinity」の片側20BA構成から6BAになるなど、大幅に内容が変更

片側20BAという驚きの構成だった「Infinity」から、「Infinity mk2」では片側6BA構成と思い切りBAドライバー数を減らすなど、全く別モデルと思えるほどの違いがあります。

(「Infinity」)

「Infinity mk2」のBAドライバーの構成は、フルレンジ2基/低域2基/中高域1基/超高域1基。「Infinity」は、低域・中低域にそれぞれ4基のドライバー、中域・中高域にそれぞれ2基のドライバー、そして高域に8基のドライバーと、片側あたり20基のBAドライバーでした。

「Infinity mk2」では新たに独自技術C.T.T.を採用。フルレンジ/中高域/超高域の4基のドライバーを銅製コイルで包み込むことで、ノイズ低減と各ドライバーの駆動力向上を行うというもので、コイルが生み出す磁界が、まるで自動車のターボチャージャーのようにドライバーへさらなるエネルギーを与え、より高い解像度を実現したとしています。

再生周波数帯域は20Hz – 20kHz、インピーダンスは12.5Ω、感度は109dB±3dB(1kHz)。質量は片側約8g。

「Infinity」では再生周波数帯域は20Hz – 20kHz、インピーダンスは20Ωで、感度が106dBでした。

いずれにしても可聴帯域をカバーする高域特性であり、ハイレゾ対応などは果たしていません。

ケーブルは2pin端子による着脱に対応。ケーブルは「RSD Hybrid cable」が付属。ほか、シリコンイヤーチップ6ペア、レザータイ、ロゴ入りレザーケース、木製ケース等が同梱。

「Infinity」ではメタルケースに木製ケースが付属していました。

定評のあるメーカーですから特に音質への不安はないでしょう

「Infinity mk2」は「ダイナミックドライバーの生み出す低域、BAドライバーのような繊細なボーカル、ESSドライバーの様な高域の拡がりを併せ持ったサウンドを追求」したとしており、見たところ、万能型の高音質機を志向しているように見えます。

BAユニット数が減ったとしても、この価格ですし、音質にも定評のあるメーカーですから特に音質への不安はないでしょう。

ただ、むやみにBAユニットを増やすよりも適度な数で十分な音質が得られるということでしょうし、それどころか、一定数以上のBAユニットはむしろ音質面で不利ということなのかもしれません。

高級イヤホン業界全体が行き過ぎた多ドラ構成から脱却する傾向が続く?

たしか、6BAという数は、BAユニットだけでイヤホンを作る際の限界の数であるとWestoneの人が言っていたという話をどこかで見たような気がします。当のWestoneも最大8BAのイヤホンを出していますが、それはユーザーの側の要求に応えた面も強かったのかもしれません。

高級イヤホン業界全体が行き過ぎた多ドラ構成から脱却する傾向が続くのかもしれません。一方では、中華メーカーも10BAを超えるようなイヤホンを激安価格で販売しており、イヤホンというか、オーディオ機器というのは単に音だけでなく、どんな機構や仕組みを備えているのか、その仕組み自体に価値があり、音は二の次という面もあるのでしょう。

ただ、今回の「Infinity mk2」は本来の音質重視というオーディオ機器の基本姿勢に戻った結果なのかもしれません。

…とはいえ、前述のWestoneのオーディオ部門は身売りされたところですし、イヤホンのBAドライバー数が多いといいのか悪いのか、についての答えが簡単にあるとも限りません…(イヤホン+Rhapsodio)。

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