SHANLING Q1は、レトロなデザインが特徴の軽量・コンパクトなポータブルオーディオプレーヤー。約1.6万円。価格と発売時期を考えると機能やスペック面は標準的ですが、おしゃれなDAPが欲しい人には適していそうです。頑丈なのも魅力。
MUJINは、SHANLING製ポータブルオーディオプレーヤー「Q1」を4月17日に発売します。オープン価格で、店頭予想価格は16,280円前後(税込)。カラーはクリーミーホワイト、ターコイズブルー、フォレストグリーン、ファイアレッドの4色。
外形寸法75×62×16.5mm(縦×横×厚さ)、重量133.2gと小型筐体が特徴のモデル。1940~1950年代のデザインに強いインスピレーションを受けたというレトロなデザインが特徴。丸みのある形状と、暖かみのあるクリーミーなパステルカラーを採用しています。本体は亜鉛合金と7H強化ガラスパネルの一体構造で、非常に頑丈なのも魅力です。本体と同色のシリコン製保護ケースも付属します。
独自の「MTouch OS」第三世代を採用。素早く直感的に操作できるシンプルなタッチベースのシステムです。ディスプレイは2.7型/解像度360×400ドットでタッチ対応。バッテリー容量は1,100mAhで、連続再生は最大21時間。充電端子はUSB Type-C。ストレージは別売microSDカードで、最大2TBまでサポート。
ESS製DAC「ES9218P」を搭載し、最大384kHz/32bitのPCMや5.6MHzのDSD再生も可能。USB接続でDAC(192kHz/24bitまで)としても利用できます。ヘッドホン出力は3.5mm径アンバランスのみ。
Bluetooth 4.2送受信に対応。Bluetooth受信時の対応コーデックはLDAC、AAC、SBC。送信時はaptXをサポート。
この価格でこの内容となると、現在では特に驚くような仕様や機能は搭載していません。アピールポイントとしては、軽量・コンパクトなことと、独特なレトロデザインとカラーリングであることでしょうか。
この価格ということを考慮しても、USB-DAC時の対応スペック(DSDには非対応?)と、Bluetooth送信はaptXのみというのが少々残念。
ヘッドホンの対応インピーダンスが300Ωと、この価格帯としてはハイインピーダンスへの対応度が高いのは注目できます。開放型ヘッドホンをメインや多用する人には向いていそうです。
ライトユーザー層が完全ワイヤレスイヤホンと組み合わせて使うことを想定するのであれば、Bluetooth送信は、AACにも対応して欲しかったところです。LDACはともかく。
外見や、むやみに多機能やスペックを追っていないという点では、女性ユーザーの購入や、女性へのプレゼントに適している印象はあります。
一般的な女性がSHANLINGという中国メーカーをどう思うかは微妙かもしれませんが。ポータブルオーディオ愛好家の間では有名な一流メーカーだと説明してもわかってもらえるかどうか(DAP+SHANLING)。
寸法:75 × 62 × 16.5mm
画面:2.7インチ360 × 400タッチスクリーン
システム:Shanling MTouch OS
重量:約136.8g
DACチップ:ESS Sabre ES9218P
バッテリー駆動時間:最大21時間
ディープスタンバイ:最大20日間
充電時間:2時間
バッテリー容量:1100mAh
外部ストレージ:最大2TBのマイクロSDカード
対応オーディオ形式:APE、FLAC、ALAC、WMA、AAC、OGG、MP3、OPUS、WAV、AIFF、DSF、DIFF
出力端子:3.5mmジャックヘッドホン出力
出力:80mW @ 32Ω
出力インピーダンス:<0.2Ω
チャンネルセパレーション:76dB
推奨ヘッドホンインピーダンス:8〜300Ω
周波数特性:20Hz – 40kHz
歪み率:0.004%(A特性、出力1kHz 485 mV)
信号対雑音比:118dB
ダイナミックレンジ:> 105dB
ハイレゾ再生:最大384kHz / 32ビット、DSD64およびDSD128
Bluetooth:双方向のBluetooth 4.2
Bluetoothコーデック:レシーバーモードでLDAC、AAC、SBC / aptX、
トランスミッターモードでaptX
USB DAC機能:最大PCM 192kHz/24bit