ソニーのフラッグシップ・ウォークマンシリーズ、NW-WM1(NW-WM1Z / NW-WM1A の2モデル)の後継機が2022年はじめにも発表されるとの憶測が出ています。
NW-WM1Z / NW-WM1Aはともに2016年10月29日に発売され、1Zが約30万円、1Aが約12万円という、とくに1ZはDAP全体の高級機として注目を集めました。両機とも、DAPでは現在でも採用はソニーのみとなる、ヘッドホンアンプ部に小型・省電力なD級タイプを採用し、高音質とバッテリー持ちの良さを両立しているのが特徴です。
しかし、発売から5年以上となり、再生系はともかく、機能面では昨今、急激に普及している定額ストリーミングサービスや、最新Bluetoothコーデックへの対応を果たした新製品の必要性があると見られていました。2016年時点では一般的ではなかったAndroid OSは搭載していない単機能的なDAPであることが機能面での制約の原因です。
ソニーは本機よりも後のウォークマンではAndroid OS採用機も出しており、NW-WM1Z / NW-WM1AのAndroid OS搭載版の後継機も十分に考えられます。NW-WM1Aは2021年3月に生産終了していることも後継機への準備を匂わせます。
そこに、NW-WM1Z / NW-WM1A後継機のリーク情報が、ちらほらと出始め、後継機への期待が高まっていました。それらはたとえソニーによる意図的なリークにしても、いまひとつ、信憑性に欠けるきらいがありました。こうした新製品予想ではFCCの認証情報が上がれば、機器の存在の確かさが格段にアップします。
それが、2021年12月にFCCの認証情報が上がり、いっきにNW-WM1Z / NW-WM1A後継機の存在が確かなものになったようです。
FCCによると、該当製品は「YY1298B」と「YY1299B」の2モデルで、カテゴリは「Digital Media Player」。ソニーによるDAPということで、ウォークマンの新製品であることは確実。形状やサイズ感からもNW-WM1Z / NW-WM1A後継機に見えます(もっと下位にしては大きい?)。
ウォークマンのFCC数字は連番で使われることがないのですが、WM1AとWM1ZのICX-1277、ICX-1278で唯一使われています。そう考えても「YY1298B」と「YY1299B」はNW-WM1Z / NW-WM1A後継機となりそうです。
機能面ではWi-Fi搭載とあるので、Android OS搭載も確実でしょう。
発表は間もなく開催されるCES2022でしょうか?
ソニーは2月2日、ウォークマンの製品ページ内に、新製品のティザーと思われる特設ページを公開しました。2月9日10時にNW-WM1Z / NW-WM1A後継機となるハイエンドウォークマンが発表されるようです。
2月9日10時にモデル名「NW-WM1ZM2」「NW-WM1AM2」で発表されました。3月25日に発売。税込みの実売価格は、NW-WM1ZM2が40万円前後、NW-WM1AM2が16万円前後。