ソニーはウォークマンの最上位クラスモデルであるNW-WM1Z / NW-WM1Aを5年半ぶりにモデルチェンジ。
「NW-WM1ZM2」と「NW-WM1AM2」を3月25日に発売。税込みの実売価格は、NW-WM1ZM2が40万円前後、NW-WM1AM2が16万円前後。
両機の内容についてはこちらでご紹介しています。
「NW-WM1ZM2」の試聴機の展示がはじまっており、試聴感想がネット上に上がり始めています。また、オーディオ系ニュースサイトでの試聴レビュー記事も公開され始めています。
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https://twitter.com/take_k39/status/1492799596296224769″ target=”_blank
おもに、個人レベルのDAP愛好家の忌憚のない意見が得られやすい、ツイッターの試聴感想から分析してみると、両機ともに従来機を大幅に超えた音質であり、価格上昇は納得できるようです。
そのうえで、大きな価格差のある「NW-WM1ZM2」と「NW-WM1AM2」との比較では、AM2でも十分に高音質と感じたという方も少なくないようです。一方、両機にはキャラクターの違いが明確にあるようで、ZM2が生々しくクラシックやジャズのようなアコースティック音楽に合うようで、他方、AM2はスッキリ爽快な傾向で、ポップス系を中心に現代的なプログラムに合うようです。
これは従来機の住み分け?を継承しているようです。だいたい、同じ系統のDAPで上下がある場合、上がアコースティック系、下がポップス系というのはよくある傾向ではあります。
なお、両機はAndroid OS搭載DAPであり、Android端末としての動作のスムーズさや挙動についても評価を受ける機器でもあります。ただ、両機のSoCは「ARM Cortex-A53 1.80 Ghz」というスマホ用のSoCとしてはベーシッククラスという性能で、一般的なAndroidアプリは使えるし、動作も極端に遅いというほどではないものの、高性能が要求されるようなゲームのプレイでは動作の緩慢さや操作レスポンスの遅さが見られるという実機レビューがあります。ただし、動画ストリーミングについては主要アプリのいずれにおいても快適な動作だったとのこと。
「NW-WM1ZM2」と「NW-WM1AM2」はあくまで、音楽を高音質で聴くためのDAPであり、Android OSも、音楽ストリーミングや動画ストリーミングまでを高音質で聴くために搭載しているに過ぎないというコンセプトであることを理解する必要はありそうです。