SONY UBP-X800M2 SACD/DVDオーディオも再生可能なUHD BDプレーヤー
SONY UBP-X800M2は2019年発売のUHD BDプレーヤー(2023年の税込み実売価格は5万円台前半)。いまや貴重なDVDオーディオ/SACD再生機でもあり、ビジュアル愛好家だけでなく、オーディオプレーヤーとしても価値があります。
UBP-X800M2は2017年発売のUBP-X800の後継機であり、UBP-X800M2が前モデルからどこが進化したのかも気になるところです。
UBP-X800M2の内容・特徴について、UBP-X800と比較しての違いを解説したうえで、ご紹介します。
UBP-X800M2とUBP-X800を比較しての違い
UBP-X800M2とUBP-X800を比較しての違いは、以下の4つが挙げられます。
①HDR規格の対応度
①HDR規格において、従来のHDR10とHLGに加え、UBP-X800M2は新たにドルビービジョンへも対応。
②「4Kブラビアモード」を新搭載
②UBP-X800M2は「4Kブラビアモード」を新搭載。同社製4Kテレビ“BRAVIA”4Kモデルとの組み合わせ時に、最適な画質へ自動調整する機能です。
③内部構造や部品の改良
③UBP-X800M2は電源基板とメイン基板の間にシールド構造を追加して本体シャーシの強度を向上すると同時に、回路ノイズを前モデル比で約1/3にまで低減。
また、ローノイズレギュレーターを新規に搭載。電源ノイズを従来比約1/100まで大きく低減。これにより、音質面のメリットとして音像がより際立ち、豊かな空間表現が可能になったとしています。
④画像表示機能の改善
④リモコンの「画面表示」ボタンを押すと、再生中の映像の出力情報に加え、データ情報が追加表示されるようになりました。また、字幕・画面表示位置調整機能も搭載。使い勝手が向上しています。
UBP-X800M2の特徴(UBP-X800と共通内容含む)
以下はUBP-X800M2の特徴(UBP-X800と共通内容含む)です。
①高品質な4K映像
:最大3840×2160ピクセルの4K解像度を持つ4K Ultra HD Blu-rayディスクを再生することができ、HDR(High Dynamic Range)およびBT.2020カラースペースに対応しています。
これにより、より広い色域や、より暗い黒と明るい白を再現することができます。非4Kコンテンツの4K/60pアップコンバート機能や、HDR→SDR変換機能も搭載。幅広いソースと機器で高画質を堪能できます。
②Dolby AtmosとDTS:Xに対応したサラウンド出力
:UBP-X800M2は、Dolby AtmosとDTS:Xの両方に出力対応しています。これにより、対応機器(AVアンプやサウンドバー)との組み合わせで、サラウンドサウンドのより自然な3D音響体験を楽しめます。
③ユニバーサルディスク再生機能:DVD(DVDオーディオ含む)、CD、およびSACD(HDMIからのDSD出力に対応)にも対応しており、古いディスクも再生することができます。
④多彩な接続性
:Wi-Fi、Bluetooth(LDAC対応)、および有線LANに対応しており、スマートフォンやタブレット、ネットワーク接続されたストレージ、USBドライブなどから音楽や動画を再生することができます。HDMI出力端子を2系統備え、映像信号と音声信号を分離出力することができます。
⑤ハイレゾオーディオ
:DSD(11.2MHzまで)、FLAC、およびWAV形式に対応しており、高品質なハイレゾ音楽再生が可能です。CDの16bit/44.1kHz音源(および圧縮音源)をハイレゾ相当までアップスケーリングする「DSEE HX」機能も搭載。非ハイレゾ音源もハイレゾ相当の品位で楽しめます。
⑥4K対応インターネットストリーミング
:Netflix、Amazon Prime Video、YouTubeなどのオンラインストリーミングサービスに対応(4Kにも対応)しており、Wi-Fiを介して直接ストリーミング再生することができます。
⑦優れたビルド品質
:鉄板のシャーシを採用し、高品質なパーツを使用しているため、高い耐久性と品質を保証しています。
⑧静音性
:ファンレス設計で、動作音がほとんどないため、映画や音楽を楽しむ際に本機の騒音を気にすることがありません。
以上が、UBP-X800M2の主な特徴です。これらは従来機・UBP-X800の特徴でもあります。両機の違いを踏まえて、UBP-X800の中古を買われる方は本機の記事も参考にしてみてください。
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