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Creative Sound BlasterX AE-5 Plus Dolby Digital Live/DTS Connect対応サウンドカード

Sound BlasterX AE-5 Plus

クリエイティブメディアは、デスクトップPC用サウンドカード「Sound BlasterX AE-5 Plus」を4月中旬より直販限定で発売します。価格は15,273円。PCとの接続はPCI Expressx1。

2017年に発売した「AE-5」に新たにDolby Digital LiveおよびDTS Connectによるサラウンド サウンドのエンコーディング機能などを追加したモデル。そのほか、独自の統合ソフトウェアである「Sound Blaster Connect」の最新版に対応したことも違いです。それ以外の内容やスペックは「AE-5」と同じ。

Dolby Digital Live/DTS Connect対応サウンドカードとは

ここでは、このサラウンド サウンドのエンコーディング機能に絞って、解説したいと思います。

Dolby Digital LiveとDTS Connectはいずれも、PC内で再生されるゲームなどのオーディオエンジンの5.1チャンネルオーディオをDolby Digital LiveではDolby Digitalのサラウンド信号に、DTS ConnectはDTSのサラウンド信号にエンコードし、光デジタルなどのS/PDIF出力から出せるようになるPC向けの機能です。

メリットは、S/PDIFを持つ外部のAVアンプなどを利用してPCの音声をサラウンドで再生できる点にあります。

DVDやBD、テレビ放送からネット配信動画まで、DolbyやDTSでエンコードされたサラウンド信号は一般的で、S/PDIF出力かHDMI出力を通して出力し、AVアンプなどでサラウンドを楽しめるようになっています。

しかし、PCゲームでは、FPSなど立体的な音響が重要と思われるジャンルが活発でありながら、DolbyやDTSでエンコードされたサラウンドを簡単に楽しめるようにはなっていませんでした。というのも、PCゲームでもサラウンドはありますが、DolbyやDTSでエンコードするのではなく、独自のサラウンドが主流だったからのようです。

また、スピーカーからサラウンド再生するよりも、バーチャルサラウンド再生に対応したヘッドセットやヘッドホンを使ってのプレイも一般的であることも関係しているのでしょう。

Dolby Digital Live/DTS Connect機能のこれまでの状況と現状

さて、このDolby Digital LiveとDTS Connectは新機能というほどでもなく、2006年には本機同様の機能を備えたサウンドカードAuzentech「HDA X-Plosion 7.1 DTS Connect」が発売されていました。2000年代にはいくつか対応サウンドカードが出ていましたが、現在はほとんどないようです。

また、PC自体にDolby Digital LiveとDTS Connect(DTS Interactive)が搭載されることが増えたため、わざわざ外付けのサウンドカードでエンコードする必要もないという事情もありました。

ところが、クリエイティブはこのタイミングでDolby Digital Live/DTS Connect対応サウンドカードを突如として発売しました。それには理由があるようです。

まず、Windows 10のCreator’s Update以降、Dolby Digital LiveとDTS Interactiveが使えなくなるという事象が多発しているようで、その影響があるようです。

なお、PCからデジタル信号でサラウンド信号を出力するにはHDMIも使えます。HDMIならPCMでサラウンドを出力できるので、Dolby Digital Liveがなくとも、PC内のサラウンドをPCM変換して出力すればHDMI入力機器との組み合わせでは問題ありません。

ただ、S/PDIF入力しかない旧型のAVアンプではPCMのサラウンドを受けられないため、Dolby Digital Liveが必要になります。

つまり、最新のPCとS/PDIF入力しかない旧型のサラウンドオーディオ機器との組み合わせにおいて、Dolby Digital LiveとDTS Connectが必要という状況になったものです。

また、HDMI入力対応のサラウンドオーディオ機器であっても、PCMのサラウンド信号を受け付けられない機器でS/PDIF入力は持つ機器に対してもDolby Digital LiveとDTS Connectは有用です。一部のサラウンドヘッドホンやサウンドバーなどがこうした機器に該当します。

このように見てみると、PC内でDolby Digital Liveが簡単には使えないとすれば、外付けのPC用Dolby Digital Liveプロセッサーの必要性は意外なくらい高いのかもしれません(サウンドカード+Creative)。

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