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ビックカメラ×ハイセンス U85HシリーズとU7Hシリーズを比較しての違いは?

4Kテレビ

ビックカメラ×ハイセンス U85H 量子ドット技術を搭載した4K液晶テレビ

ビックカメラは、ビックカメラグループオリジナルでハイセンスが製造したBS/CS 4Kチューナー内蔵液晶テレビ「U85H」シリーズを2022年11月1日に発売。ラインナップは3サイズで、75V型の75U85Hが298,000円、65V型の65U85Hが228,000円、55V型の55U85Hが178,000円(いずれも税込)。ビックカメラとコジマのテレビ取り扱い店舗、およびビックカメラ・ドットコム、コジマネット、ソフマップ・ドットコムにて販路限定発売されます。

ハイセンスの4K液晶テレビとしては、最上位の「U9H」とスタンダードクラスの「U7H」の間に収まるミドルクラス機。

「U85H」シリーズの内容を下位の「U7H」とも比較しつつ紹介

ここでは、ハイセンスのスタンダードクラスとなる「U7H」シリーズと比較しての違いも交えながら「U85H」シリーズの内容・特徴をご紹介。

(U7Hシリーズについては以下で個別にもご紹介しています)

ハイセンス U7HシリーズとE7Hシリーズを比較しての違いは?
ハイセンスのミドルクラス4K液晶テレビ「U7H」シリーズと「E7H」シリーズを比較しての違いを解説します。

サイズ展開は「U7H」のほうが多い

「U7H」シリーズのサイズ展開は85型、75型、65型、55型、50型、43型と比較的小型から大型まで豊富にラインナップ。3サイズしかない「U85」よりも幅広い視聴環境での選択肢の広さを有しています。

85型「85U7H」 35万円前後
75型「75U7H」 21万円前後
65型「65U7H」 13万円前後
55型「55U7H」 10万円前後
50型「50U7H」 8.5万円前後
43型「43U7H」 8万円前後

「U85H」シリーズのみ液晶パネルには「広色域量子ドット」を採用

液晶パネルには「広色域量子ドット」を採用しているのが「U85H」シリーズの特徴。バックライトから出た光の波長をナノサイズの半導体粒子で変換する構造により、鮮やかな色再現に寄与するというのが量子ドット技術。広色域については、従来の液晶テレビよりも純度の高い3原色(RGB)を生成し、現実に近い鮮やかな色彩を可能にしています。DCI-P3カバー率は約97%というハイスペックを実現しています。

「U7H」シリーズは「広色域量子ドット」パネルを採用していません。

「U85H」シリーズは倍速(120Hz)ADSパネル(IPS系パネル)を採用

解像度はいずれも4K(3,840×2,160)で、「U85H」シリーズは残像感の少ない倍速(120Hz)ADSパネル(IPS系パネル)を3サイズともに採用。LEDバックライトは直下型。120Hz駆動を活かす、フレーム補間&3Dノイズリダクションの「クリアモーション」による滑らかな動きもポイント。倍速パネル、直下型LEDバックライト、「クリアモーション」の採用は「U7H」シリーズと同じです。

一方、「U7H」シリーズは85/65/50/43型はVA液晶、75/55型はADS液晶(IPS系)を搭載と、パネル種類が異なる場合もあります。

「U85H」シリーズでは「ローカルディミングPlus」(部分駆動回路)も搭載

「U85H」シリーズではLEDバックライトをエリアごとに細かく分割して制御する「ローカルディミングPlus」(部分駆動回路)も搭載。明るい部分と暗い部分の差をはっきりと描写。映像の奥行き感がアップし、高いコントラストを実現しています。

一方、「U7H」シリーズは「ローカルディミングPlus」を搭載せず、何らかの部分駆動回路も搭載していません。

「U85H」シリーズのサウンドシステムはDolby Atmos対応の「5スピーカー音響システム」

「U85H」シリーズのスピーカーは、左右にメインスピーカーとツイーター、背面のサブウーファー、を備えた「5スピーカー音響システム」を搭載。実用最大出力は40W。左右に加え、高さ方向の音表現も可能なDolby Atmosにも対応。

「U7H」シリーズはDolby Atmosに対応するものの、左右のフルレンジスピーカー2基と背面サブウーファーの3スピーカー構成で、ツイーターも搭載する「U85H」シリーズよりはスピーカー数で劣ります。実用最大出力は同じ40Wで「従来の薄型テレビでは実現出来なかった迫力の重低音を実現する」としています。

音響最適補正技術「Eilex PRISM」やサウンドリマスター「Eilex FOCUS」は両シリーズで搭載しています。

そのほか「U85H」シリーズと「U7H」シリーズで共通の内容

以下、「U85H」シリーズと「U7H」シリーズで共通の内容です。

映像エンジンは「NEOエンジンPro」

テレビの画質を大きく左右する映像エンジンは両シリーズとも同じ「NEOエンジンPro」を搭載。NEOエンジンProは、2018年に東芝映像ソリューション(現TVS REGZA)と共同開発した映像処理回路の最新進化版で2022年モデルから新規に搭載されています。

最近の4K液晶テレビは4K以外の放送波やネット動画なども4K相当などの高画質にアップコンバートして表示してくれます。その回路の内容が「NEOエンジンPro」ではさらにグレードアップしています。

「高精細ノイズ処理」、「エリア別適性露出復元」、「3段階超解像処理」という従来の処理に加え、
具体的には以下の4つの回路による画像処理が加わっています。

「AI放送高画質処理」
「AIネット映像高画質処理」
「AIシーン別超解像処理」
「AIモーション別超解像処理」

いずれも従来の「NEOエンジン 2021」の内容に加わるものであり、さらなる高品位な高精細画像が楽しめます。

また、「美肌リアリティーPro」回路も新規で追加されています。
カラーマネージメントについても64色軸色彩コントロールが加わっています。

同時発表の上位機「U9H」シリーズにも同じエンジンが採用されており、同社は「ディスプレイ部の性能に差はあるものの、U9HとU7Hの映像処理や基本的な機能は同等」としているほどの性能です。

HDR規格への対応度

HDR規格への対応は、HDR10をはじめ、HLGとHDR10+、Dolby Vision、Dolby Vision IOなど、さまざまなフォーマットに対応。

Dolby Vision IQでは、テレビ本体の光センサーで取得した部屋の明るさ情報をHDR画質処理に反映。室内環境に左右されることなく常に最適なDolby Vision画質で映像を楽しめます。HDR10+信号を部屋の明るさに応じて自動調整するHDR10+ ADAPTIVEにも対応。

4K/120p入力、VRRやALLM、AMD FreeSync Premiumもサポート

両シリーズのHDMI入力は4系統で、このうちHDMI1~2は4K/120p入力に対応VRRALLMも利用できます。AMD FreeSync Premiumも新たにサポート。

低遅延な「ゲームモードPro」

ハイセンスのテレビ全般の売りである「ゲームモード」は4K/120p入力時は約0.83msの低遅延を実現する「ゲームモードPro」を搭載。

HDMI入力自動画質調整

HDMI入力自動画質調整機能も備え、HDMI入力の音声フォーマットを解析し、接続したレコーダーで視聴しているコンテンツが録画番組か、Blu-rayかを判断して、適切な画質に自動調整してくれます。

4Kチューナー数と録画機能

両シリーズのチューナー数は、BS 4K/110度CS 4K×2、地上/BS/110度CS×3。別売りのUSB HDDへの録画に対応。4K放送(裏番組録画不可)や、地上/BS/110度CSの裏番組を2番組同時に録画できます。

引き続き独自開発のVIDAAプラットフォームを採用

従来のハイセンスのテレビ同様、引き続き独自開発のVIDAAプラットフォーム3.0を採用し、多彩なインターネット動画配信サービスに対応。Android OSのような好みのアプリは追加できませんが、動画配信サービスをテレビで見る分にはとくに問題はないでしょう。

対応VODはNetflix、Amazon Prime Video、Disney+、YouTube、Hulu、RakutenTV、ABEMA、U-NEXT、dTV、SPOOX、DMM.com、Paravi、Net.TV。

リモコンや音声操作

付属リモコンは、ボタンの文字の大きさを2021年モデルから改善して、より見やすくなり、リモコン裏面には滑り止め加工も施されました。抗菌加工も施されています。動画配信サービスのダイレクトボタンは6つから9つに増えています。

Biuetooth対応リモコンになったので、テレビに向けなくても使えるようになりました。

そのほかスマートフォンの画面をテレビに映し出せる「スクリーンシェア」や、Bluetooth接続、音声でチャンネル、音量、入力切替などが操作できる「VIDAA Voice」も搭載しています。

「U85H」シリーズを「U7H」シリーズと比較して選ぶポイント

両シリーズは、4K/120p入力、VRRやALLMといった、最新ゲーム機を現在最高のスペックを楽しむための装備を備えているのが特徴です。また、テレビ放送や動画などを残像感少なく楽しめる倍速120Hz駆動にも両シリーズで対応しています。

そのうえで、明暗のコントラストや映像の細かな表現力をアップできるバックライトの部分駆動、量子ドット技術を備え、「U7H」シリーズと比べてさらなる高画質を実現しているのが「U85H」シリーズです。

その分価格もそれなりに高額であり、ハイセンスにコストパフォーマンスを求める向きには高いと思われるかもしれません。

そのほか、基本的な機能は同等なので、テレビとしての利便性も同等。いずれもAndroid OSを搭載していませんが、既存の動画サービスはテレビ内蔵機能で使えますし、Androidの機能を使いたければGoogle TV(HDか4Kタイプ)を数千円で追加すればよいのでたいしたことではないでしょう。

サイズの選択肢としては「U7H」のほうが多く、とくに50型以下のやや小さめサイズは「U7H」にしかありません。

「U85H」シリーズを「U7H」と比較した場合、55型以上のサイズで「U7H」以上の画質を明確に求める方で、価格にも納得できる方向けと言えるでしょうか。

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