Cayin E02 N6ii用オーディオマザーボード E01と比較しての違いも

DAP

Cayin E02 N6ii用オーディオマザーボード第4弾

コペックジャパンは、Cayin(カイン)ブランドより「E02 オーディオマザーボード」を2020年4月25日に発売しました。価格は税込み約48,000円。

Cayinのポータブルオーディオプレーヤー(DAP)・N6ii用の交換用マザーボードの第4弾。これまで、A01、T01、E01が発売されていました。

「E02」は価格が同じ「E01」と同系統のDACチップを搭載しつつも、かなり内容は異なっています。

「E02」の内容や特徴について「E01」と比較しての違いも交えながらご紹介します。

「E02」の内容や特徴について「E01」と比較しつつ紹介

まず、使用DACチップは「E01」ではESSのハイエンドチップで8ch構成のES9038 PROを1基使用していましたが、「E02」ではES9038 PROに近似した内容を持ちながらも2ch構成となるES9038Q2Mを2基採用しています。ポータブル用には電力消費の面からも無駄になるch数の少なさからもより合理的な選択に思えます。

最大DSD 256(11.2MHz)のネイティブ再生に対応、PCMは最大383kHz/32bitまで。これは「E01」と同じ。

また、「E01」ではクラスAとクラスABの切り替えが可能でしたが、「E02」では一般的なAB級動作のみ。「E02」の内容でA級バランス駆動を行うと、バッテリー持続時間の短さや発熱などの問題があり、省略したとのことです。

それでも、クラスABでの4チャンネルフルバランス設計として、9.5時間の連続再生時間を実現しているのは立派です。

なお、「E01」のバッテリー持続時間はクラスAモードで7.5時間、クラスABモードで9.5時間でしたが、アンバランス駆動専用であることに留意しましょう。

ヘッドホン出力・アナログ出力は、「E01」ではアンバランスのみでしたが、「E02」では4.4mm径端子でのバランス出力を搭載しています。4ウェイのI/V変換と4ウェイのクラスABヘッドセットパワーアンプ回路による4チャンネルフルバランス設計を採用しています。

ヘッドホン出力は、32Ωの負荷時で600mW/150Ωの負荷で137mW/300Ωの負荷で69mWと強力。なお、「E01」では出力はClass Aモードで105mW(32Ω)、Class ABモードで150mW(32Ω)。

しかも、N6iiラインナップ史上初めての、増幅されていないバランスライン出力を実現。ヘッドホンアンプ部をバイパスすることで、低歪みとインピーダンス10kΩを実現。出力レベルは4.1V/3.2V/2.2Vの3つから選択できます。バランス入力を備えた据え置き機器との組み合わせにも実力を発揮できるでしょう。

ダイナミックレンジとS/N比は121dB、歪み率は0.001%と、「E01」での119dB、0.003%から向上しています。

バランス接続・出力中心に使いたい人には注目すべきボードでしょう

バランス接続・出力中心に使いたい人には注目すべきボードでしょう。一方、ヘッドホン出力もライン出力もバランス端子のみという思い切った構成なので、一般的なアンバランス対応機器しか持っていない人は接続方法に注意が必要です。

一般性・汎用性の面からは、N6ii用の交換ボードとして最初におすすめできるようには見えませんが、N6ii自体が、DAP愛好家向けのマニアックな機種であることを考えると、むしろ、DAP愛好家であるならばぜひ入手したいモデルかもしれません。

なお、4月25日発売の初回入荷分は、すぐに売り切れるほどの好評。購入ユーザーによる音質などへの感想はおもにツイッターに上がっていますが、大半が好意的なものです。やはり、N6iiを買うようなユーザーはバランス接続の機器や環境も揃っていることをうかがわせます。

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