KEF KC62 新技術「Uni-Core」搭載サブウーファー!KF92と比較しての違いは?

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KEF KC62 新技術「Uni-Core」搭載サブウーファー

英国のスピーカーメーカー・KEFが、サブウーファーの小型化と重低音を両立できるという新技術「Uni-Core」を発表しました。

また、同技術を搭載した新製品「KC62」も発表。価格は187,000円 (税込)で、2月上旬の発売を予定しています。本体色はカーボン・ブラックとミネラル・ホワイトの2色。

「Uni-Core」技術の概要

技術の概要は、ひとつのモーターシステムに背中合わせとなる二つのドライバーユニットを組み合わせ、重なり合うよう同心円状にボイスコイルを配置するというもの。それぞれ使用するボイスコイルの径を異ならせることによって、互いが干渉することなく十分なストロークを保ち、ボイスコイルの歪みを抑えられることで従来よりも小型のキャビネットで低音再生能力を高められるというのがあるようです。

新技術「Uni-Core」により、必要なキャビネットサイズは従来の1/3以下としており、本当ならばかなり画期的な技術となりそうです。

KEFは新技術「MATT」も発表したばかり

KEFと言えば、なんといっても同軸スピーカー技術「Uni-Q」が有名ですが、最近はドライバーユニットの背後に生じるノイズを99%吸収するという新技術「MAT」を発表。早速、第1弾製品のLS50 Wireless Ⅱ(アクティブタイプ)とLS50 Meta(パッシブタイプ)が発売されていました。

今回も早速、「Uni-Core」搭載第1弾製品の「KC62」が登場。「MAT」技術搭載スピーカーの音質面での評価も高く、「Uni-Core」搭載サブウーファーにも期待が高まります。

KC62の内容とKF92と比較しての違い

「KC62」ではベースモデルの「KF92」に「Uni-Core」技術を採用することで、「KF92」と比較して63%小型化したキャビネットサイズを実現していながら、高い低音再生能力を有することが最大の特徴。ユニット構成はUni-coreフォースキャンセリング6.5”(16.5cm)ドライバー×2を搭載。もちろん、完全新設計のドライバーユニットです。「KF92」では230mmコーン型×2 でした。

(KF92)

さらに、日本の”折り紙”から着想を得たという「折り紙エッジ」の通称を持つ、P-Flexドライバーエッジを新採用。従来のサラウンドデザインと比較して、よりキャビネットの音響圧力に抵抗するよう設計し、さらに正確な動きを可能にするとしており、低音再生の質の向上も図られているようです。

そのほか、歪みを軽減するスマート・ディストーション・コントロール・テクノロジー、パフォーマンスを最大化するMusic Integrity Engineなどの技術も搭載。

内蔵アンプもクラスDアンプの1,000W RMS(2×500W)と強力。アンプ出力自体は「KF92」と同じですが、コンパクトになったことを考えると恐るべきパワーといえるでしょう。

「ROOM」「WALL」「CORNER」「CABINET」「APARTMENT」の5つのプリセットされたルーム配置イコライゼーション機能を搭載。比較的簡単な操作で効果的な低音強化を幅広い環境、音源で楽しめるようです。このあたりは「KF92」と同様の機能。

クロスオーバー周波数は40Hz – 140Hz, LFE、周波数特性は11Hz – 200Hz(±3dB)。使用電力は100 – 240V(50/60 Hz)、最大出力は105dB。接続端子にはRCA入力、RCA出力、スピーカー端子を各1系統。サイズは256W×250H×248Dmm、質量は14kg。このサイズで11Hzからの低音再生能力を持つとは驚異的です。

「KF92」の寸法/質量:W330×H352.5×D360.5mm/20kgでしたから、やはり相当コンパクト。

サブウーファーを置きたくても場所の関係から躊躇していた向きにも救世主になりそう。もちろん、KEFのスピーカーにベストマッチでしょうが、汎用のサブウーファーとしても期待できそうです。PCオーディオのデスクトップシステムに加え、床などに置けると効果的でしょう。良質な低音が鳴るでしょうから、インシュレーターなどはしっかりと使いたいところです。

KEFの快進撃とそれとは対照的なB&W?

スピーカーの世界はなかなか革新的な技術開発が進んでいないイメージもありますが、最近のKEFにおいては確実に21世紀的な進歩を感じさせる印象。本機は「MAT」技術採用の小型ブックシェルフ機のLS50シリーズとも相性は良さそうです。LS50は基本的な音は良くても低音がどうしても構造上弱い欠点がありますから、本機はその増強にうってつけのようです。

イギリスの世界的スピーカーメーカーと言えば、KEF以外にB&Wもありますが、そちらは、フラグシップの800 D3シリーズの生産完了がこのほどアナウンスされるなど、どうもKEFとの勢いの差があるようにも思えます。あちらもノーチラス技術やコンティニウムコーンなどの革新的な技術をモノにしてきたメーカーだけに、復活を期待したいところです。

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